ぼーっとしていたらこのブログの記事総数が100を超えていました。驚きです。
そろそろ3桁になるなーなんて思ってはいたんですが、あまりにもあっけなく100個目の記事をあげていたので拍子抜けでした。まさかあのいろんな意味で痛い記事が100個目だったとは…
そんなことよりケンタッキーフライドチキン(KFC)の話をしよう。
私が住んでいる町にも昔はKFCがあった。だが、店舗があったのはお店の立ち退きや入れ替わりの激しい場所だった。あまりにもお店がうまくいかない場所なので『呪いの場所』とすら呼ばれている。いつしかKFCは町から消えていた。
今では最寄りのKFCまで車で40分ほどかかる。コンビニやパン屋さん、場合によってはスーパーでもフライドチキンは買えるが、やはりKFCは唯一無二。KFCが食べたいときに他のチキンでは代用不可なのだ。
みなさんご存知の通り、KFCのオリジナルチキンには5つの部位がある。
キール(胸)、リブ(あばら)、ウィング(手羽)、サイ(腰)、ドラム(脚)だ。この辺は公式HPでも熱心に解説している。
部位によって特徴が異なるので、KFCの熱心なファンは自分の好みの部位を多く入れてもらうために注文時に『部位指定』なる技を使うらしい。私は小心者なのでやったことがない。お店の人に手間かけさせるの悪いかなとか思ってしまうのだ。店舗によってはやってないとも聞くし。
この5つの部位、人によって好みも違うのは当然なのだが…。
持ちやすく形がはっきりしているドラムが人気なのは当然。
サイは肉ががっつりついていて最もジューシー。男性人気が高いらしい。
キールは胸肉なので人によってはパサついてて好きじゃないかもしれないが、女性人気は高いらしい。実は軟骨が入っているので胸肉の中にお宝が埋まっている特別感がある。
そしてリブ。私が最も好きな部位。
リブ、好きな部位ランキングとかだと決して上位に食い込むことのない部位のようだ。
サイが1位のランキング、キールが1位のランキングという、真っ向から意見の食い違うランキングのどちらでも、リブは4位あたりに落ち着いている。
…一体どういうことだ……。
調べてみると、リブは
- 小骨が多い
- パサつく
- 肉が少ない気がする
などの理由で「ハズレ」扱いされているようだ。パサつきに関しては ささみが入っている部位のようなので仕方ない気はする
まあ、常日頃からマイナーな方に傾きがちな私としては少数派を気取れるので別にいいのだが…それにしてもおいしいはずのリブがそんなに好かれていないのがさみしい気はする。
リブの最大の特徴は何といってもあばら骨だ。
小骨が多いという不満を書かれがちなあばら骨こそ、リブが好きな理由でもある。
そもそもKFCは手で持ってがっつり齧り付くのがおいしいのだ。そこから少しずつ味わうように、あばらをしゃぶりつくして肉を食べつくしていくのがリブの楽しいところだ。
リブはその複雑な形状からか、味が付きやすい気がする。若干しょっぱいのだ。そのジャンキー感がまた たまらねえ…!
味の染みついた骨から肉をこそげとり、うっかり骨までボリボリと かじってしまうのもまた楽しい食べ方だ。野蛮とか言わないで。おいしいよ!
ちなみに以下の動画はリブの食べ方を紹介している公式動画だ。
【公式】ORマイスターが教えるオリジナルチキンのキレイな食べ方(リブ編)|KFC
動画の後半で
「あばら骨は味がしみ込んでいるので しゃぶると最高においしいです」
の1文がある。
最高に同意である。
あばら骨。しゃぶると最高においしいので、皆さんもしっかり味わってみてほしい。
かぶりつくだけでない、じっくり味わうことでKFCの旨味を感じ取ってほしい。
以上。
とまあいろいろ言ってきましたが、KFC語れるほどたくさん食べてないし、あばら骨をおいしくいただけるのはただ性に合ってるだけなのかもしれません。でも思いのほかリブが評価されていないことを知ったので思わずあれこれ書いてしまいました。
みんなそれぞれ好きな部位を食べればいいと思いますがどの部位も個性的ですし、鶏肉の様々な部位の特性がわかって面白いです。自炊し始めの、胸肉とモモ肉の区別もつかなかった頃の私に「もっとKFCで鶏肉の勉強しろ」と言えてしまいそうです。
鶏に感謝しつつたくさん味わいたいものですね。