夜、疲れているときに そこそこお酒を飲み、頭の中がザワついているような状態でウトウトしていると、勝手に脳内で音楽が流れ始めた
『英雄のポロネーズ』だった。
ショパン:英雄ポロネーズ 変イ長調 / Chopin : Polonaise No.6 "Heroique" Op.53
この曲、苦手だ。
始まり方がなんか怖いし。
母がよくピアノの自動演奏で聴いてた記憶が強いこの曲。誰も弾いてないのに勝手に鍵盤が動く恐怖とこの曲の最初や中盤部分の左手のなんとも無機的というか機械のようにカクカク弾かれる部分が結びついてなんか怖い。
とはいえサビ的な、突き抜けてくるあたりとかは開放感があって、こちらの感情を誘い出して直に突き動かしてくるような感じもあって、そんなところがまた聴いていて悔しいのだ
直接感情に訴えかけてくるような何かがあるようで、そんなところが苦手なのかもしれない。
…などとベッドの中で考えながら眠りについた。
翌日。
買い物に行った雑貨にて。
…流れてやがる。
英雄のポロネーズ。またおまえか
最近やたらとこの曲を耳にするような気がしている。
どうやらショパンの曲集のようで、そのお店にいる間中ずーっとショパンだった。
ショパンはあんまり好きじゃない。特別嫌いでもないけど
なんかやたら名前を聞くし、好きな人多いし、どこにでもいるような聴き古した感じがするというか。やたらメソメソしてしょぼくれたような感じの曲が多い気がするのも苦手だ。ショパン弾いてれば「ピアノ弾いてます!(キリッ」って感じなのもなんかヤダ。言いたい放題か
とにかく、あんまり面白みがないように思っていた。
たぶん、ショパン、本当に好きじゃないんだと思う。
が、こうやってこの記事書いてる間にもBGMは英雄のポロネーズで、「べ、別に好きじゃねーし!」なんて言いながらもちょっかい出しちゃう少年のような感じになっているのが困ったものだ。
ボロネーゼみたいな名前しやがって!!お前のことなんて全然好きじゃないんだからな!流れてるから聴いてるだけなんだからな!!
…って感じなんですけどやっぱり聴いてると「まあいいかなー」と思うこともなくはなくて、ひたすら「くやしいなー」なんて思っちゃうんですよねー。
もしかするとあと20年くらいしたらショパンの良さを理解素直に受け入れられるようになるのかもしれませんが、今はいいかなって感じです。
やっぱり感情を直接刺激してくるような感じのは苦手なのかもしれません。
またもや一週間ぶりくらいの更新になりました。最近いろいろあったのでゆっくり更新していきたいところです。突然帰ってきてショパンに喧嘩売っていくスタイル。いかんのでは?いや別に好きじゃないだけで嫌いなわけでもないので許してくれ~