これは自分の無能さ、無気力さを嘆きながら書いたヤツです
最近 町おこし、地域おこしに興味があります。
そう思うようになったきっかけは 地域で小規模に生産している農作物がちょっと面白いものだったから です。
私が住んでいる地域は田舎も田舎、ド田舎で、もういくつ寝ると廃村(廃街?)かっていうレベルでヤバい地域です。マジで
一応、地域の中心になっている市は辛うじて息してる感じですが、駅前は空きテナントばっかり、商店街はシャッター通りと絵にかいたようなダメな街です。あと10年くらいしたら市から町になり、いろいろ消失しそう
これといった特徴もない。いいものは生かせない。農畜産物はパッとしない。
ダメダメのダメ。まるでダメな『終わった田舎の街』。
というのが、この町で育った私の素直な感想。
ところが
つい1年くらい前でしょうか。
偶然 母親の知り合いの方が国産ではちょっと珍しいフルーツを作っているというのを知りました。詳細は控えますが、たぶん聞いたら「へぇ~、日本でも栽培してるところあるんだね~」と思う方がいるんじゃないか、という感じのものです。
生産しているのはその人だけではなく、そのフルーツを作っている農家さんたちのグループもすでにあるとのこと。
何もないと思っていたこの終わりかけのド田舎にこんな魅力的なものがあるだと!?
そんな珍しいもん作ってるならもっと大々的にやりゃいいのに!!
と、私はちょっと怒りを感じました。
農作物って田舎が一番無理せず町おこしできるアイテムだと思うんですよね。
農地はあるのだし、新しく建物や施設を作る必要もない。すでに生産してる人のノウハウとマンパワーがあればなんとかなる。農作物が魅力的であれば、都市部でも「育ててみたい!」「興味がある!」という人だっているはずだ。農作物の生産者を募ると同時に移住者だって呼び込める可能性がある。
なにこれ夢が広がりまくりじゃん。
もちろん、ここまで希望的観測ばかりなのは承知。
実際に農作物で町おこししようとしても、障害はいくつもあるんでしょう。
それでも、可能性に飛びつかない限り、何もかもがゼロのままなんですよね。
地域おこし、町おこしについて調べてみると、いろんなところで面白いことをやっていました。
特に面白かったのは「葉っぱ」で町おこし。
葉っぱですよ?
葉っぱを売るんですよ?
マジかって思いました。
「葉っぱビジネス」という取り組みは 徳島県 上勝町 という町でおこなわれています。
葉っぱ、というのは料理などの飾りに使われる葉っぱだそうです。詳しくは存じ上げないのですが、どうやら高齢者の方にがんばってもらっているようなのです。
にしても 葉っぱ!
ものすごいインパクトでした。
何もないと思っていても、探せば何かあったりするんですよね。アイデア次第で、なんてことのないものが化けるんです。
私の住む町、地域には実はものすごい可能性があった。
一度それを知ってしまうと、次から次へと可能性とアイデアが湧き出てきてしまいます。
…とはいえ、私は部外者な立場なので、そのアイデアを実行に移せるか…といったら…。
ズカズカ乗り込んでいって中心になりそうな人たちに声をかけ、やる気を出させて発起する、ってほどのやる気がある人間ではないのですから。
そうは思っても、やっぱり町おこしに対する興味は失われずにポカポカ熱を放っているる状態。何か役に立ちそうな本とかないかなーとAmazonで調べたところ、ある本がヒットしました。
これです。
『凡人のための地域再生入門』。まさに私のための本みたいな感じのタイトル。とりあえず kindleにて サンプルだけ読んでみたんですが、まさに私のための本みたいな感じでした。
最近頭の中で思っていたこと、モヤモヤしていたことが最初っから全力で書かれていて、「あ~わかる~」って感じ。同じことを思っていても、私のように何もしないで客観的な視点から感じ取った人と、実体験から感じ取った人では全く違うんですよね。そういう人じゃないと言葉にして書いちゃいけない気がするというか…。
町おこし というものに限りなく関心を持っているのに、自分はその中心にはならないだろうなっていう始める前からのあきらめも同時に持っていて、つまりは私は何物にもなれないわけで。私は今までどおり、冷めた目で地元を蔑むダメな若者のままです。
もうちょっと、何か、背中を押してくれるものがあれば、もしかしたら頑張れるのかもしれないけれど。
ホント、アイデアだけは湧き出てくるのに。地元の人と一緒になにか一つのことに向かって頑張れる気は全くしないので、今のところ頭がパンクしそうになるほど考えるだけで、何一つ形にはできないんですよねぇ…。