いっけなーい!遅刻遅刻ぅ☆彡
アタシ、てれひこ!ピッチピチのアラサー!
はてなブログで珍しく書きやすい企業コラボお題が来たと思ったら、〆切が12日だったの!!お題は『ドライブと音楽』!お願い、間に合って記事投稿!今ここで書くのを諦めたら、途中まで書いてきた文章はどうなるの!?時間はまだ残ってる。ここを耐えれば、記事は完成するんだから!!
という訳の分からん茶番はおいといて
昨日記事投稿したのにもう投稿しないといけないなんて…いや書きたいから書くんですけどね!
ドライバーも、ペーパードライバーも、空想ドライバーでも。
私がまだ免許もとっていない学生の頃。
あるゲーム実況動画でたまたまキリンジの「雨を見くびるな」を聴いたのをきっかけに、あれよと言う間にキリンジにハマっていった。
初めて買ったキリンジのアルバムは『ペイパー ドライヴァーズ ミュージック』。「雨を見くびるな」が収録されているアルバムで、たしかキリンジのファーストアルバムだ。
このアルバムは比較的軽快な曲が多い。
1曲目「双子座グラフィティ」、2曲目「風を撃て」10曲目の「冬のオルカ」は弟・堀込泰行(ファンの間ではヤスと呼ばれている)が作曲しており、特にノリがいい。激しい曲調というわけではないので、まさにドライブにちょうどいいといった感じ。
それから、私的に『ペイパードライヴァーズミュージック』と双璧を成す評価をしている『3』というアルバムがある。こちらもドライブにちょうど良い雰囲気の曲がいくつかあるが、特に気に入っているのが「車と女」という曲だ。
「車と女」はキリンジの楽曲珍しく、歌詞をキリンジのメンバーではない方が書いたものになっている。歌詞に車の名前が散りばめられていたり、ちょっとカッコつけたような言葉選びはなかなかに素敵。堀込兄弟とはまた別の、センスあるの歌詞が『3』というアルバムのいいアクセントになっている。曲調も爽やかながら大人の雰囲気があり、聴いていて心地いい。
田舎に住んでいる以上、車の運転くらいはできないと何かと不便だ。それでも免許を取るのがとても面倒くさくて後回しにしていた私だったが、キリンジのアルバムを聴いて「キリンジ聴きながら運転できたら、ちょっと楽しいのかも」と思い始めた。
ペーパードライバーですらない当時の私の、空想のドライブで流れていた音楽はずっとキリンジだった。
車を運転するようになって、ようやく「運転しながらキリンジを聴く」というささやかな夢が叶った。春先、「車と女」を聴きながらの運転はなんとも気分がいいものだ。いつまでたってもドライブのお供にはキリンジがちょうどいい。きっと。
なお、『3』は現在Amazonプライムミュージックで聴けるようなので、興味があればぜひ試聴してみてほしい。なぜか「エイリアンズ」ばかり評価されがちなキリンジだが、名盤『3』には「エイリアンズ」のほかにも、ジャンボジェットの不穏な一行を感じさせる「イカロスの末裔」(破滅的な雰囲気を感じさせる歌詞なのに曲調はめちゃくちゃ明るくてノリノリ)や「君の胸に抱かれたい」(PVがヤバい。歌詞も兄・高樹節が炸裂していて濃厚濃密)などが収録されている。
…なんかドライブと音楽っていうよりはキリンジに比重を置きまくった内容になってるけど…まあいいか!!
キリンジとKIRINJIとKIRINJI
キリンジはもともと兄弟でやっていたが、2013年に解散。その後、兄・堀込高樹は KIRINJI名義で複数人のバンド(?)として活動していたが、今年いっぱいでその体制も終わるとのこと。今後も堀込高樹を中心としたKIRINJI名義での活動は続けるということで、ファンの間では「KIRINJI・堀込高樹という概念になった」などと話題になっていた。
堀込高樹について補足させてほしい
私は堀込高樹の書く歌詞が大好きで、キリンジ時代の作品も、兄・高樹が書いた曲を弟・ヤスが歌うというのが好きだった。というわけで、私は堀込高樹が大好きなので少し布教したい。
堀込高樹さんはもともとナムコで音楽を作っていた人で、ネット上にはナムコ時代のお仕事を集めた動画なんかも上がっている。『ペイパードライヴァーズミュージック』収録の「甘やかな身体」の最後の部分はとても穏やかで優しいメロディーで大好きなのだが、ここが『風のクロノア』でも使われていると知ったときの衝撃と言ったら。
元ナムコ社員という繋がりからか、キリンジは『塊魂』にも参加している。「ヒューストン」や「つよがり魂」を歌っている。キリンジを知らない人も、意外とどこかでキリンジを聴いていたかもしれない。興味を持ってくれる人が増えたらうれしい限りだ。