最近TwitterでおススメのトピックにFF14が表示されるようになりました。
そこで表示されるツイートにはスクショ写真が付いているのですが、写っているキャラクターのなんと可愛いことか。
子供みたいな頭身で、デフォルメチックな体型と表情。
リアル路線のかっこよさを追求したキャラクターとは正反対というか、もはやこのキャラだけゲームちがくね?というレベルで浮いている。
あまりにもかわいいので調べてみると、あれはララフェルというFF14で選べる種族なんだとか。
FF14と言えば、映画「光のお父さん」はFF14を題材とした作品だったはず。
思い立ったが吉日ということで、Amazonビデオで映画を見てみ…ながら原作となったブログを読むことにした。
一撃確殺SS日記 というブログに連載されていた「光のお父さん計画」という一連のシリーズが映画・ドラマ「光のお父さん」の原作になっており、こちらのブログに書かれているのは実際にあった出来事だ。
ララフェルという種族のあまりの可愛さに釣られて興味を持ったFF14だったが、映画を見終わり、原作のブログを読み終わることにはすっかり自分も光の戦士の気分だった。
オンラインゲームで友達を作る。
ゲームの中でただ戦うだけじゃなくて、リアルでの話も共有したり、何気ない会話を楽しんだりする。
時には強大な敵に挑み、死闘を繰り広げ、チームの仲間と喜びを分かち合う。
そして架空の世界をかけがえのない場所にしていく。
中学生の頃からずっと憧れていて、遂には得ることのできなかった体験だ。
私はネット上で友人を作るというのが極めて苦手だ。
リアルではとにかく分厚く壁を作ってしまうというのに、ネットで「さあ人と交流するぞ」となると、距離感が異常…というか、荒らしにも似た頭のおかしいムーブをしてしまうのだ。まあ今はもうさすがにそんなガキみたいなことはしないですけど
今から10年くらい前になるだろうか。
ニコニコ生放送で顔も知らない人とチャットしたり、生主をからかったりすることが私の日課だった。
たまにかまってくれる人がいるとそれはもうガキの様に纏わりついたものだ。今思えばほとんど荒らしだ。とてもタチが悪い。
そんなんだから、ニコニコでもそんなに友達はできなかったし、いつの間にか縁が切れてしまうことが多かった。反省しています。
実はNさんと出会ったのもその頃で、Mというやつのニコ生を通じて知り合った。先日Mの話になったとき、「てれひこちゃん、Mのニコ生でしょっちゅう『ケツ出せケツ出せ』って言ってたよねー」と言われたのがきっかけでニコ生でしょっちゅう荒らし同然の行為をしていたことを思い出した。ちなみになぜニコ生で「ケツを出せ」などというチャットを送っていたかというと、生主だったMが (´∀`(⊃*⊂) のような絵文字を出してくれるのが楽しかったからだ。決して生主のケツが本気で見たかったわけではない。ただのかまってちゃんだったのだ。
まあそんなわけで、ネトゲやらネット上の交流の場での私はとにかく挙動がおかしく、頭のおかしいムーブをしがちであった。当然深い仲の友人もできるはずがない。
それでもFF14のブログを読んだのをきっかけに、未だにネット上に人間関係を構築することにあこがれを抱いている。
最近ネトゲを舞台にしたゲーム『.hack』 がswitchに移植されるという話が出てきたり、急に『ネト充のススメ』というアニメを思い出したりして、ネトゲで仲間を作るということに対する憧れや、自分のなりたい自分を演じることのできるネットの世界への幻想がウジのようにわきだしている。
さすがに分かってはいるんですけどね、今更そんなのはないって。
ネット環境もダメ、PCもスペックが足りてない、そもそも現実的に時間がない。ネトゲの大地を踏むまでもない。
やっぱり羨ましいもんは羨ましい。
でも私には手に入らないものだ。
この年でようやく諦めがつくようになった。大進歩だ。
ということで、ネトゲの大地で出会えたかもしれない戦友への憧れと幻想はこれでおさらばということにしよう。