てれひこ屋

日記&雑記帳。日常で感じたこと、好きなゲームのこと、いいと思った音楽のこと、自分のことを入れて煮詰めるための坩堝です。

ゼルダの伝説ふしぎの木の実 のBGMを紹介しながら思い出を語る

 

 

 

 

いつまでもこのブログだけ正月気分のままにしておけないので何かしら書かねばと思い立ち今これを書いています。昨年末から更新頑張ってます。えらい。

 

さて、徒然草のような古き良き雰囲気の導入に満足したので早速言いたい放題していくとしましょう。

 

 

ゼルダの伝説ふしぎの木の実の話をさせてくれ!

 

2021年 RTA in JAPAN winterで ゼルダの伝説 ふしぎの木の実RTAが行われました。

このゲーム、そこそこ遊んだ思い入れのあるゲームで、RTA in JAPANでこのタイトルを見つけた時はとても嬉しく思いました。

 

ふしぎの木の実『大地の章』『時空の章』 という2つのタイトルが同時発売された、ゼルダにしては大変珍しいものになっています。それだけだとポケモン的な商法にも思えますが、実は大地の章と時空の章では内容が全く違います

ふしぎの木の実全体のストーリーとしては、二つとも遊んでようやく完結するような作り。もちろん単体でも十分楽しめますし、大地の章だけ、時空の章だけやったという人も多いかもしれませんね。

難易度に関してもそれぞれ難しい部分が違い、一概にどちらが難しいとは言えないが面白いところ。

大地の章はアクション要素が強く、時空の章は謎解きが難しい、というのがざっくりした違いですね。

 

また、開発にカプコンがかかわっているのも面白いです。

ゲームを起動するとCapcomのロゴが出てくるのは今でも覚えています。

 

 

ちなみに 2021年の RTA in JAPAN winterで行われた ふしぎの木の実RTAは時空の章も大地の章もクリアするという大変すばらしいものでした。興味がある方はぜひご覧ください。なお時空の章を途中までは普通に(?)プレイして、最後は大地の章を一瞬でクリアするというとんでもないことになっている模様。RTAあるある

 

 

 

ふしぎな木の実のRTAをきっかけに、ゲーム中の音楽とか効果音とかがものすごく懐かしく思われて、ここ最近はYouTubeでBGM集を漁るなどしていました。

 

ふしぎの木の実の音楽は特別出来がいいというわけではありません。

あくまでもゼルダの世界観に馴染んだゼルダクオリティを保った音楽というくらいで、万人におススメできるというほどではないと思います。

それでもBGMを聴きたくなるのは、街をぶらぶら歩いたり、フィールド探索を楽しんだり、ダンジョン攻略に苦しみながら延々と音楽を聴いていた思い出があるからだと思います。

 

特にダンジョンのBGMは長く聴くことになるため、印象に残っていることが多いですね。

 

 

 

せっかくなので、作中で評価の高い曲や印象深い曲を 紹介します。

大地の章と時空の章からそれぞれ1曲+α 抜粋してみましょう。

 

 

 大地の章より『ターム遺跡』

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この曲はふしぎの木の実でも人気の高い曲ですね。

ゲーム終盤に差し掛かるころに向かうことになるターム遺跡のBGMです。

ターム遺跡のBGMは、ちょっと切なげで無常感すら感じるメロディーが四季の移ろいをイメージさせてくれますね。

今でも何気なくこの曲を思い出すことがあるくらいには好きな曲です。

ふしぎの木の実のBGMのほとんどは 1ループが短めです。何度も聴くことで覚えてしまい、結果好きになっているというパターンが多い気がします。

 

ターム遺跡自体はレベル6のダンジョンに向かう道中であり、ただのフィールド扱いなのですが、進むためには 四季を操るアイテム「四季のロッド」をフル活用する必要があり、非常に面倒で印象に残ります。

この四季を操るという要素が大地の章特有のもので、各地に存在するダンジョンに辿り着くために必須になるギミックです。

例えば、夏にはツタが壁一面に広がることで登れるようになったり、冬には氷が張って渡れるようになったりと、季節によって行ける場所が広がることがあります。また四季によってフィールドの色彩も変化するので、見た目にも楽しいですね。

 

なおターム遺跡の最奥にあるレベル6ダンジョン『こだいのいせき』は急にピラミッド感を感じるものになっている。ターム遺跡のあの切なげな雰囲気はいずこといったところ

 

 

大地の章 おまけ紹介『りゅうのまうダンジョン』

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大地の章レベル4ダンジョンのBGM。

『りゅうのまうダンジョン』はゲームに慣れてきた中盤頃に挑むことになるダンジョンです。

ダンジョンの名前自体が妙にかっこよく、「さぞかっこいいドラゴン系の敵がでてくるんだろうなー!」とワクワクしながら攻略することになります。しかし残念ながらとくにカッコいい敵はいません。

それでもあきらめきれず、きっとボスは竜的な感じなのだろうと期待しながらボス部屋にはいれば、そこにいるのは立派な蟹ゴーマ。しかも÷じゃない

じゃあ何が”りゅうのまう”なのかというと、ダンジョンの形であるふしぎの木の実のダンジョンは基本ダンジョンの形を名前にしているので、ダンジョンの名前の割に内容がそれっぽくないことは多々ある。

 

大地の章において レベル4、レベル5のダンジョンはちょっとカッコイイ系の音楽になっているため、記憶に残っている方も多いかもしれません。

ダンジョン名も、レベル4『りゅうのまうダンジョン』・レベル5『一角獣の洞窟』とかっこいいので、ボスもきっと強くてかっこいいと思いきやカニやウニなのでガッカリ感は強い。まあ強いのはつよいんですけどね…

一応ドラゴンっぽいボスはゲーム内には存在している。一角獣っぽい見た目をしたレベル1のダンジョンボス・アクオメンタスである。四足なので全然舞えそうにないのでレベル1のボスでヨシ。ちなみにレベル5ダンジョン『いっかくじゅうのどうくつ』まさにアクオメンタスにピッタリだが、リンクに倒されているので当然でてこない。初見プレイのときは中ボスで再戦するのかとおもってワクワクしてたがそんなことはなかった。なお『いっかくじゅうのどうくつ』のボスはなんかウニに足が生えたみたいなやつで、まったく一角獣ではない。

 

 

時空の章より『どくろのダンジョン』

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レベル4『どくろのダンジョン』のBGMです。

このダンジョンはシメトリ村という小さな村の中に存在します。

ダンジョン名の”どくろ”から大変おどろおどろしいものを想像しがちですが、内容的には至る所にある溶岩が厄介な、ひたすら暑苦しそうなダンジョンです。そもそも時空の章は墓場で始まり墓場で終わるので、どくろが何だってはなしですよ(?)

 

時空の章ストーリー中盤、リンク(主人公)はすでに滅んでしまったシメトリ村に行くことになります。村の中央にある火山は噴火し、家は崩壊寸前、炎の柱のようなモンスターが村の中にいるなど、なかなかの荒れ模様。意外と木が生えてたり、家も形が保たれていたりと、割と最近滅んだような雰囲気。そもそもなぜ村に火山があるのかというつっこみはしてはいけない

そこで、リンクは時空の章のキーアイテム『時のたてごと』の力で昔の時代へと向かい、シメトリ村の異変を食い止めることになります。

 

今の時代で滅んでしまった村も昔の時代では活気ある豊かな村のまま…というわけでもなく、昔の時代では今まさに村が破滅に向かっている状態。すでに火山も噴火しています。それでも民家はまだ辛うじて形を保っており、人は住んでいる模様。

住人によると、村の中央に鎮座していたミノムの実が割れたことにより村が滅びそうになっているとのこと。

このシメトリ村、なんと村のシンメトリーを保てないと滅亡するというとんでもない仕様であることが発覚。リンクはミノムの実を修復し、シメトリ村を左右対称に戻すために険しい山地を往きます。

 

昔の時代のシメトリ村を滅亡の危機から救ったリンクが今の時代へと戻ると、シメトリ村はすっかり平和な村になっていました。ちょっと前まで滅んでいたのがウソのようです

かつて噴火していた火山はなぜか噴水のように水があふれる山へと変化。見た目は豊かな水源のようですが、その内部は溶岩溜まりが至る所にある『どくろダンジョン』になっています。

 

当時小学生の頃の私には、村を破滅に追い込み住人らの命を奪ったかもしれないこのダンジョンは悪の権化のようにも思えたんですね。それに加えてこの煮えたぎるような熱いBGMなので、やる気満々で攻略してました。ただし溶岩に落ちる

 

まあよくよく考えてみると、滅んだシメトリ村では火山が噴火していたにもかかわらず家が辛うじて形を残して廃墟化しているあたり、意外と”今”の時代のちょっと前までは持ちこたえてたのかもしれませんね。”今”と”昔”がどれだけ時代が離れているのか不明なのもあって、シメトリ村がいつ滅んだのかは結構謎です。

村が時間をかけて滅んだのであれば、シメトリ村の住人は村を離れて避難していた可能性が高い気がします。作中には語られていないことですが。つまりかつて滅んだ村の住人の最期を想って奮起していた私の、あの謎やる気は必要なかったわけです

 

 

時空の章 おまけ紹介『つきかげのほこら』

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時空の章レベル3『つきかげのほこら』のBGMです。

『つきかげのほこら』はみかづきじまという喋るとかげがいっぱいいる島に存在するダンジョン。

 

実は当時このダンジョンが大嫌いで詰みかけた記憶すらあります。

というのも、このダンジョンに入るまでが本当に面倒でなかなか苦痛だったのです。しかもダンジョンをクリアしないとみかづき島から出られないせいで、寄り道もできなかったんですね。

オマケにこの『つきかげのほこら』のBGMはみかづき島のフィールドBGMを意識した曲になっているのか、ベースやリズムの取り方がよく似ているように思えて、フィールドにいても嫌だ、ダンジョンにいても嫌だと逃げ場がない状況だったのを覚えています。

 

今聞くと普通にかっこいい曲なんですけどね。

時空の章のダンジョンの中でもかなりかっこいい部類に入ると思います。

 

ちなみにみかづき島の何がイヤだったのかというと、とかげ人の手癖の悪さですよ!

運悪くみかづき島に漂着したリンクが目覚めると、ありとあらゆるアイテムがとかげ人にとられてしまったことに気が付きます。

ゼルダはアイテムがないことには始まりません。とかげ人特有の物々交換システムを駆使してなんとかアイテムを取り戻していくのですが…本当に面倒でしたね~。

それに加えてみかづき島のぐ~たらした雰囲気のBGMだったので、イライラするのなんの。

 

 

 

 

 

 

・・・ということで、ふしぎの木の実の思い出やBGMの紹介をしました。

いろいろ書いて感じだのが、このゲームはBGMがゲームの内容と本当に合っていて、そのおかげで没入感が増しているのだということ。

ストーリーの進行具合とプレイヤーの心情とダンジョンの緊張感がBGMにうまく表現されていてかみ合っているような気がします。

当時このゲームをプレイしてよかったと思えるほど、今でも記憶に深く残っているゲームです。

 

ゲームボーイ系2Dゼルダでは、夢を見る島のリメイクが2019年に発売されています。

ふしぎの木の実もそのうちリメイクされることを期待しています!

 

2023-08-12追記

7月23日 にNintendo Switch Online にてふしぎの木の実の配信がはじまりました!2Dアクションゼルダのおもしろさが凝縮されたゲームなので、興味ある方はぜひプレイしてみてください!

 

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