姪 5さい。ようやくプリキュアにハマり始める。
キュアスパイシーのパジャマを着て、プラスチックの板を剣に見立て、毎日何者かと戦っている模様。
私も大学時代は毎週欠かさずプリキュアを見ていた。
社会人になってからはリアルタイムで見ることが叶わなくなったため、次第にプリキュアから離れてしまっていたのだが、姪がプリキュアにハマっているとあらば見ないわけにはいかない。
ということでdアニメストアにて『デリシャスパーティ♡プリキュア』(以下デパプリ)を視聴し始めたわけなのだが・・・
ちょっと~~~!!ゆいちゃん、ここねちゃん、マリちゃん尊いんですけど~~~!!!!!
テンポよし!キャラよし!すべてがよし!
プリキュアの視聴は実に2年ぶり。『スター☆トゥインクルプリキュア』の最初のほうを少し見て以来だ。なお最初から最後まできちんと見たのは『キラキラ☆プリキュアアラモード』が最後なので、結構なブランクである。
そんな私がデリプリ1話から5話までを見た感想なんですが。
とにかくテンポがよくて気持ちがいいし、主人公・ゆいちゃんが元気いっぱいでこっちも元気になる。ありがちな展開にはギャグを挟んでくるので笑えるのもよい。今のところ1億点くらいつけれるくらい好き。まだ序盤も序盤だけどね!
5話までの間にデパプリという作品がどんな雰囲気なのかを把握できるくらいのテンポの良さは感じている。
テンポがいいと言いつつ、実は二人目のプリキュアが現れるのが4話で、最近のプリキュアにしては少し遅めらしい。
私的にはこれは全然アリだと思った。
メインビジュアルにでてる子が変身するのはわかりきっているし、序盤で1話ごとに新しいプリキュアが変身するのはなんだか消化試合っぽい気もしてくるのだ。
デパプリチームの監督役的な立場になるであろうローズマリー 通称・マリちゃんとの対話回が2話目にして挟まるのも面白い。プリキュアをどんどこ追加する前にプリキュアの仲間ポジションがどんな人なのか視聴者に伝えてくれるのはなかなか珍しい気がする。
だいたいこういった立ち位置のキャラの掘り下げは中盤から後半に入るイメージなのだが、いきなり「マリちゃんがどういう人間なのか」という描写を多めにをしてくれるのは、プリキュアを多く履修している大きいおともだちにとっては大変助かること。なぜなら プリキュアに出てくる男性(青年)には割と"いわくつき"みたいなところがあったからだ。ブルー、お前のことだよ! ジョー岡田は胡散臭いだけだったのでまだマシ
歴代のプリキュアで青年キャラには散々苦い思いをさせられているので、この2話がなかったら いくらジェンダーレス系キャラとはいえ、心のどこかでマリちゃんを警戒していたと思う。
2話で、マリちゃんは ゆいちゃん(キュアプレシャス)を戦わせるのに引け目を感じて、一度ゆいちゃんから去ろうとする。無関係だったゆいちゃんに戦いを押し付けるようで嫌だったようだ。また、戦闘シーンではプレシャスがむやみに突っ込んでいこうとするのに対し、マリちゃんは敵を分析して戦おうとする。マリちゃんの援護もあってプレシャスは敵に500キロカロリーパンチを食らわせることに成功する。
この回でマリちゃんがまともな大人だということがわかって本当に安心した。
マリちゃんの、戦う力を失ってもなお 戦うことを諦めない姿勢や、単純なやられ役(攻撃をかばうもののすぐダウンするなど)ではないところ、ゆいちゃんだけに戦いを背負わせたくないと考えているあたりもマリちゃんへの信頼につながっている。
そしてマリちゃん自身もわからないことがたくさんあって、これからプリキュアと一緒に成長していくのだろうという期待も持てる。
もちろんまだまだ序盤ということもありマリちゃんに関しては謎も多いのだが、いままでプリキュアの味方として登場した男性キャラの、人畜無害そうに見えて実はとんでもない秘密を抱えてきた奴らに比べてみれば、今のところマリちゃんは十分まともでプリキュアたちに寄り添ったキャラにみえる。
デパプリ2話の果たした役目は大きい!マリちゃん大好き!!
3話~5話にかけては芙羽ここねちゃんに焦点を当てた回が続く。
2話の最後で一人さみしく食事をとっているかに見えたここねちゃんだが、実は孤独のグルメを堪能していたことがわかり、大きなおともだちは軒並み安心したことだろう。
ここねちゃんは比較的内向的で、人との関わりが苦手なために一人でいるほうが楽と思い込んでいる女の子だ。内向的なプリキュアは決して珍しくはない。その中でも、ここねちゃんは「一人でいるほうが楽」と思っている上に一人での食事を楽しんですらいて、そんなところに彼女の個性を感じた。
とはいえ、ゆいちゃんと出会うことで彼女の心も少しずつ変化しており、ゆいちゃんと仲良くしたいと考えていたり、一人でダメでも二人ならうまくいくこともあるという成功体験から、これから先少しずつゆいちゃん以外の人とも関わるようになっていくのではないかと思う。
ここねちゃん自身、コミュニケーションの取り方がよくわからないだけで決して冷たい人というわけではないため、ゆいちゃんと一緒にならきっとお友達もたくさん作れるし楽しい学校生活を送れるはずだ。一方で、一人でいることが苦にならないタイプなのが変わらない可能性もあり、友達と一緒にいることと一人でいることのバランスがうまくとれるのかどうかは心配でもある。
ここねちゃんは現代っ子タイプな感じがしてなんとなく感情移入しやすい気がしている。それにかわいい。そして尊い。ここねちゃん尊い。
デパプリ放送再開まであともうすこし!
東映への不正アクセスが原因で、3月中旬以降 最新話の放送を延期していたデパプリ。
ここにきてようやく6話の放送が決定した!
ここから先は何事もなく放送が続くことを願うばかりだ。
もしデパプリに少しでも興味を持っている人がいれば、今が見始めるチャンスだろう。
明るく元気な作風でありながら、ちっとも気を抜いていないデリシャスパーティプリキュア。今の所ものすごくいい出来だ。今後への期待も込めて、今のうちに布教しておきたいところである。