前回の記事で映画モンスターハンターについて感情のまま文句を垂れてしまったので、今回は反省&気晴らしを兼ねてモンハンのオープニング映像について語ります。
私が初めてプレイしたモンハンはMHP2G。
ゲーム内ギャラリーでみられるムービーはかなり充実していて、狩猟が下手だった当時の私はムービーばっかり見ていた記憶があります。
モンハンのOPムービーはワクワク感があって大好き。過去作のムービーでも たまに見たくなるくらい好きです。
モンハンOP映像とは
2017年発売の MHXX までは、タイトル画面で待っているとオープニング映像が見られるようになっていました。
気合の入ったフルCG映像で、ゲーム画面よりも美麗。
綺麗なグラフィックで 狩猟の様子や装備が作られる過程などを見ることができ、自分が動かしているキャラクターはこんな世界で生きているんだ、とモンハンの世界観を補完することができます。
最近の作品、MHWやMHRでは従来のようなOPは残念ながらありません。
物語の導入としてのOPムービーはあるのですが、キャラメイクされたプレイヤーキャラクターもムービーに登場させる都合、リアルタイムレンダリングの映像となっており、プリレンダリングで制作された映像よりも質感は劣ります。
それでもプレイ中のグラフィックよりは十分に綺麗な映像です。とくにMHWのムービーはハードの底力もあって映画を見ているような綺麗さになっています。 とはいえ、自キャラが映るムービーはなんかガッカリしてしまう(笑)美少女美青年キャラならそうはならないのだろうか。おっさんキャラでプレイしている者の宿命か…
おススメの歴代OPムービー
カプコン公式に上がっている動画を貼っておきますので、よかったらご覧ください。
まずはイチオシ。MH4Gのムービーを紹介します。
ココに注目!MH4G
- ゲーム中では見ることができないアイテムの造形や実際に使用している様子
- リアルな狩猟風景とハンターたちの連係プレー
- 言葉はなくとも伝わるストーリーやハンターたちの関係性
ディアブロスの狩猟に奮闘する4人のハンターの様子を描いたムービーです。
ハンターたちが狩猟地の砂漠に集まり、翌日の狩りに向けて野営をするところから始まります。
ゲーム中ではあっさりと始まる狩猟ですが、プレイヤーの知らないところでハンターたちがしっかりと下準備をしていることが分かります。スキンヘッドのハンターの肉の食べ方がやたらおいしそう
合流時の弓ハンターのあいさつのし方が軽くて好き。きっと彼はベテランハンターで、狩猟対象であるディアブロスもある程度狩り慣れているんだろうなぁなんて思います。ルーキーっぽいチャージアックス使いは一生懸命大タルを運搬。雑用を頑張っているところが新米っぽいです。
夜が明けていよいよ狩猟へ。
双剣&チャージアックス組、弓&ランス組と、別れてモンスターを探すところがいいですね。昔はどのエリアにモンスターがいるのか、手分けして探していたものです。ライズになってからはフクズクのおかげで最初からモンスターの位置が分かるようになったので、今では懐かしい光景
弓使いや&ランサーの二人組がクーラードリンク飲んだりキノコを採ってビンらしきものを調合していたりと、ゲーム中でもやるようなことをムービーで再現されているのが見ていて楽しいです。
特にクーラードリンクはゲーム中での使用頻度も高いので、リアルな質感のハンターが実際にドリンクを飲んでいるのがプレイヤーとしては嬉しい。何も言わなくても「あっ!これクーラードリンクだ!」わかる造形なのも素晴らしいですね。
何気にランサーがサボテンの近くにタル爆弾をおいているところが手馴れてる感じがする(笑)
場面は変わって双剣使いとチャアクルーキー組。散らかった道具の中に回復薬らしきものが見られます。地面が揺れたかと思うとディアブロスが出現。驚くルーキーとバレないように伏せさせる双剣使い。反応に経験の差のようなものが出ていて楽しいですね。
日も暮れかかった頃、4人が集合。ついにディアブロスに攻撃を仕掛ける様子。
ここからはハンターたちの連携に興奮しますね。
サボテン付近に仕掛けたタル爆弾を弓で起爆して開戦。続いてランサーがディアブロスを引き付け、もう一つのタル爆弾まで誘導、さらに爆破。
まず大タル爆弾で大ダメージを加えるところから入るのが、モンスターが如何に強大な存在であるかを物語っている感じがします。
そして想定外のドスガレオスの乱入。
とばっちりを受けた弓使いが高台から落下するも、双剣の指示によりチャアクルーキーが音爆弾を使ってドスガレオスをダウンさせ、さらにランサーの盾突きでドスガレオスは退場。
怒涛の展開。仲間のピンチを切り抜けようとするチームワークに惚れ惚れします。
そしていよいよディアブロスに接近戦を仕掛ける。双剣のアクロバティックな攻撃に、チャージアックスの重い一撃をうまく連携。チャージアックスの変形モーションがカッコよく描かれています。こんなにじっくり変形を見られるのはこのムービーくらいじゃないですかね?
弓使いのビンは昼間に取ったキノコを使って調合したものなのでしょうね。狩りに使えるものを現地調達しているところがまた手馴れた感じがします。「さっき作ってたの これかー!」となるのも、映像的に面白いですね。
一度体制を立て直すためか、ディアブロスに背を向けて逃げるシーン。
崖の上から4Gのメインモンスター・セルレギオスが出現。モンスター2体に挟まれるというなかなかに絶体絶命な展開。
OPムービーはメインモンスターに武器を向けて激突するところで終わることが多いのですが、さすがにこのシチュエーションでそれは難しいですよね(笑)
セルレギオスがカメラに向かってライダーキックをかましてムービー終了。
4GのOPはハンターの狩猟風景がカッコよく、そしてリアルに描かれていて、何度見てもワクワクします。
実はこのムービーはMH4のOPと同じ時系列の物になっていて、4Gのエンディング後のおまけムービーではMH4Gの4人組とMH4の2人組のパーティがクエスト出発前に一緒になって酒を酌み交わしているシーンがあります。MH4OPのガンナーと4GOPの弓使いがどうやらお友達のようです。
ハンター同士の日常的な交流に、集会場のにぎやかで楽しい雰囲気がよく表されたムービーとなっているのに加え、4&4GのOPと繋がっているとあり、非常におススメできるものになっています。
続いてはMHP2G。
初めてのモンハンが2Gだったという方も多いのではないでしょうか。当時は子供向けのお菓子に2Gのパッケージの物もちらほら見かけるくらい、モンハン自体がかなり話題になっていた記憶があります。
ここに注目!MHP2G
- 装備品が作られていく過程
- ナルガクルガの演出
ハンターの装備がどんなふうに作られているかがよくわかるムービーになっています。
キャンプ設営から始まるムービー。レイア装備を着たハンターが、アイルーと協力してテントを立てています。
場面は変わり、鉱石採取のシーンへ。今は素材採取にかかる時間が随分短縮されましたが、この頃は岩の割れ目を一回ずつカーンカーンと叩いて採取していたのを思い出します。
ポッケ村の鍛冶屋に素材を持ち込むハンター。採寸シーンがあるのが妙にリアルで好きです。ゲーム中だと一瞬で作成できる装備も、ここで一人一人に合ったものが丁寧に作られていくのだと実感します。
運ばれていくリオレウスから画面が切り替わって、再び鍛冶屋。素材の選別をしている様子。リオレウスの甲殻についた傷が戦いの激しさを感じさせます。リオレウス大剣らしきものに薬品をかけて加工しているシーンも、ただ単純にモンスターの素材を剣の形にしただけというわけではないことが分かっていいですね。
狩猟風景はリオレイアの捕獲シーンのみですが、このリオレイアの素材がこのハンターの装備品になるのだと思うと、なかなか感慨深いです。
そしていよいよレイアメイル完成の時。管楽器の高らかな音と糸切鋏の音が重なって、ここから始まるモンハンのテーマソング『英雄の証』に熱いものを感じます。
最後はキャンプ設営を終え、これから狩猟にでようとするハンターがリオレイア装備一式を身にまとい、リオレウス大剣を担いで樹海を見渡します。この装備作り上げたときはきっと嬉しかっただろうなー。一式作るのって結構面倒ですもん
樹海の奥地ではナルガクルガの目が赤く光り、勢いよく飛び掛かってムービー終了。
メインモンスターのナルガクルガの姿は、その素早さもあってほとんど捉えることができません。しかし、特徴的な赤い光と見るものを翻弄するような動きがカッコいいです。姿がほとんど見えないのも、あれこれ想像を掻き立てられていいですね。
樹海という未開の地に、まだ戦ったことのないモンスター。オープニングムービーにふさわしい余韻を感じます。
最後はMHP3。
私が最も好きなOPとなります。MHP3はジンオウガ初登場、オトモアイルー装備初実装、そしてモンハン初の和のテイストを散りばめた作品になっていて、それらの魅力をアピールしつつ、アイルーの可愛さたっぷりの素敵なムービーになっています。
ココに注目!MHP3
とにかくアイルーがかわいい。
歴代屈指のかわいさ。いや、おそらくムービー中のアイルーの可愛さでいえばこのムービーのアイルーがダントツでかわいい。
まずは嵐の中から始まり、風光明媚な渓流の景色へと移り変わります。
空を飛ぶリオレウス。そして肉焼き。風景やハンターの装備は和な雰囲気ですが、間違いなくモンハンだとわかる要素が詰まっています。
そしてどんぐり装備のアイルーくん。もうかわいい。ハチミツを見つけて夢中で採取しています。
ところがそこにアオアシラが登場。
ハチの巣はコロコロと転がり、アオアシラに気づいたハンターも即座に臨戦態勢に入ります。アイルーはというと、落ちて転がったハチミツに気づいて両手を挙げて喜んでいます。かわいすぎる。すかさずハチの巣を持って逃げるアイルーと、太刀を引き抜き戦い始めるハンター。攻撃を弾かれるも、そこへアイルーのタル爆弾による助太刀。アオアシラがダウンした隙にペイントボールでマーキング。最近の作品ではリストラされているペイントボールが最も輝いている瞬間である
ペイントボールの煙は竹林でタケノコ採りをしていたアシラ装備ハンターたちのもとにも漂っていく。このアシラ猫がとんでもない愛くるしさを発揮している。私がアシラ猫にこだわるのもこの子が原因である
和装の太刀使いハンターたちはアオアシラに苦戦しているところに、アシラ装備ハンターたちが合流。この時のアシラ猫も「ほら見て!」と手を突き出しているところがとんでもなくかわいい。
ヘビィボウガンでアオアシラを転ばせ、アイルーにシビレ罠の設置を指示。そのままアオアシラを引き付けて罠にかけ、捕獲。この時のアシラ猫の嬉しそうに仕事する姿と言ったらもう。賢いしかわいいし、さいつよである。
ここから場面はユクモ村へと変わります。
ユクモと言えば和を感じる建物と温泉が印象的な村。日も暮れかかった頃、暖かい色の明かりが灯る村の中をハンターたちが歩いています。この雰囲気が抜群で、温泉の匂いや秋の少し肌寒い空気感すら感じるようです。落ち着いたBGMと村の雰囲気がとても合っています。
集会場の温泉では、男性ハンターが入浴中。気持ちよさそうにお湯につかっています。お風呂から上がったアイルーがバタバタするのと、ちょっとよけるハンターがちょっとリアルでいいですね。
月が美しく輝く渓流へと戻り、アオアシラを運搬するハンターたち。
大切そうにハチミツを運ぶどんぐり猫がかわいい。そしてどこかから雷光虫が大量飛来し、アシラ猫アイルーは電気でビリビリしてしまう。とてもかわいい。
ここで重々しさに凶悪さすら感じさせるBGMと共にメインモンスターのジンオウガが登場。この時のBGMは普段ゲームで聴くときよりもテンポが遅く、メインモンスターらしい威圧感があります。ジンオウガの放つ電気の眩しい閃光にも臆せずハンターたちが攻撃してムービー終了。
本当にアイルーが可愛すぎるOPです。何度でも見たくなる。優勝。
モンハンオープニング映像はいいぞ
ということで、おすすめのモンハンメインシリーズOPムービーでした。
アイルー大好きなので、やはりMHP3のオープニングがぶっちぎりで好きなのですが、ハンターの狩猟シーンや、ゲームシステム、世界観を補完するような内容のものは見ていて楽しいです。
じっくり見るといろんな発見があることにも気づきました。MH4Gのムービーとか、よく見るとディアブロスに狙われていない人が主に攻撃役をやっていて、かなり安全策をとっているんだなぁと思いましたし、言葉はなくてもハンターたちの背景やストーリーを感じます。
世界観の補完をしてくれるような映像という意味では結構やりつくしてきているのかなとも思いますが、最近のモンハンにオープニング映像がないのはやっぱり少し寂しいですね。
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