イルシオン王城へ乗り込むリュールちゃん一行。物語も大詰めと言ったところでしょうか?
第20章 王なき城
リュールちゃん一行の足止めに失敗したマロンたち。さらに勝手に持ち出した指輪も失ってします。
さすがにセピアもおこ。伝家の宝刀・平手打ち が炸裂します。邪竜サイドも余裕がなくなってきているのでしょう。
さらに、セピアはすでにヴェイルに術をかけてしまったらしく、モーヴは「約束と違う!!」と怒ります。が、約束を違えたのはお互い様、と一蹴。
「四狗は家族、悪い子にはお仕置をしないと」ということで、マロンとモーヴにガチめの魔法を喰らわせるセピア。さっきのビンタは何だったのか。ぶたれ損じゃないか!
一方、リュールちゃん一行は無事イルシオン城へ。異様に静かな城内に違和感を感じていると、グリがお出迎えしてくれました。
指輪をチラつかせて戦うよう唆してきますが、リュールちゃんたちにとってもセリカの指輪が回収できるのならそれに越したことはありません。
ということで、なにやら企んでいそうなグリくんと戦うことに。
被虐癖のあるグリくんをズタボロにしていこうと思います。
勝利条件はグリの撃破。
久々の索敵マップです。トーチやたいまつの準備は忘れずに!宝箱も4つあるので、進軍速度に注意。
開始直後、グリくんワープ!
敵将がワープするとか斬新。闇にまぎれて奇襲してくるようです。厄介~!!だがしかし、いかにも悪役って感じのムーブで興奮してきたぞ!
いきなり交戦することになるとは思えませんし、まずは周辺の敵を蹴散らしていきます。ざっくり左右に避けて進軍します。
……ってグリいるじゃん!!こんな近くにいるか普通!?しかもそんな隅っこに!思ってたより展開が早い
そっちが闇に紛れるなら、こちらは霧に紛れよう!
リュールにカムイを付けていると、なんと竜脈が全種類使い放題なのだ!
竜脈(霧)!
……まあ、確か本作の仕様に「魔法の命中率は地形効果があっても下がりにくい」ってのがあったんでで、よくよく考えるとあんまり意味なかったんですけど。
敵ターンでゼルコバさんが被弾。大変痛いですわね。
そしてグリくん再びワープ。どうやら簡単には攻撃させてくれない様子。まあそうですよね。1回目は右に来たし、次は左に来そう。グリがバランス感覚というものを持っていればの話ですけど。
少し進んでいくと、やはり予想通り、左寄りにグリ君いました。
すでにルイが逃がせない位置に待機しているので、ひとまずこれで様子を見ることに。
敵ターンでルイがライナロックを受けますが、追撃がないのでなんとか耐えてくれました。HPは高いから一撃なら耐えられるんですよね、一撃なら。(19章の悪夢を思い出しながら)
この攻撃の後、グリはさらにワープし、初期位置へと戻りました。あとは通常どおり、最奥まで攻略して最後に倒す感じですね。
さて、敵のターンはまだ終わっていません。
グリのすぐそばに、ドロー(敵ユニットを使用者の隣マスに移動させる杖)持ちのプリーストがいたのはわかっていたんですけどね…
見事クロエさんが拉致されてしまいました。こういう厄介な杖って意外と全回避できるイメージが強いんですが、当たるときは当たるんだなぁ…。ケチらずリンの流星群を使うべき場面でしたね。
このあとクロエさん目掛けて続々と敵がやってきます。敵3体との握手会に応じるクロエさん。なんとか耐えてくれました。強い。
グリの脅威もなくなったので、自ターンで一気に敵を倒し、クロエさんを救出します。オルテンシア&ベレトの女神の舞でルイ、クロエ、フランを2回行動。
正直オルテンシア自身がかなり強いので、踊らせてる場合じゃねぇ!とも思った。ベレトやカムイなど、補助系技が使える紋章士は、誰につけるかよく考えたほうがいいですね。
左チームがグリたちに苦戦しているあたりで右チームが戦力過多っぽいことに気づき、慌ててアイビーさんを左に合流させました。しかし、ドローからの囲まれボコボコトラップを乗り越えてからは、そんなに難しい場面もなし。
相変わらず視界が悪いので慎重に進めている間にも、シーフが宝箱目掛けて爆走していく。少し焦りましたが、なんとか追いついてシーフを倒し、中身を回収。
宝箱付近まで進軍すると、いよいよグリくんが動き始めます。
彼は魔法攻撃しかしてこないので、基本魔防が高いユニットで受ければそう怖くありません。また攻撃の通りも悪く無いので、一気に畳み掛けることさえできれば事故も少ないと思います。
ゼルコバさんでとどめを刺して20章終了。
このマップは味方の被弾が多かったので、リザーブがあればよかったなーと心の底から思いました。リザーブはちょっと高級なので、過去作でもほとんど使ったことがない杖。これほど補助系杖や高級回復杖を使いたいと思った作品は初めてですね。
MVPはクロエさん&シグルドでした。
見事セリカの指輪を取り戻したリュールちゃんですが、何故か余裕そうなグリ。
リュールちゃんが呪文を唱えて紋章士セリカを顕現し直すと、グリは突然笑い出しました。
顔が良い。
そしてグリの口から繰り出されたのは衝撃の一言でした。
グリによると、紋章士を顕現する力において、神竜と邪竜では決定的な違いがあるのだそう。神竜は祈りによる顕現を行うのに対し、邪竜は呪文による顕現を行う。
そしてリュールちゃんが行っていたのは…
顔が良い。
邪竜の子。リュールがショックを受けている間にも、グリは言いたいことを言って去っていきます。まあプレイヤーとしては薄々感づいていましたが、本人にすればびっくりですよね。
1000年前のリュールちゃんを知るシグルドによると、リュールちゃんは確かに邪竜の子で間違いないとのこと。ルミエルの実の子ではない…つまり神竜の力をもたない存在であることを仲間に謝るリュールちゃんですが…。
シグルドはリュールちゃんが邪竜の呪文も神竜の祈りも、両方使えていることを指摘します。しかし、それよりももっとわかりやすい形で、リュールちゃんが神竜の力を持っていることを示す証拠があります。
リュールちゃんの髪と瞳の蒼はルミエルの愛であり、神竜の力を受け継いだ証なのです。
リュールちゃんはまだみんなと戦い続けることを決意します。
そこへモーヴがやってきました。
リュールこそがヴェイルの姉であることがわかり、どうかヴェイルを助けてほしいと懇願してきます。どうやらヴェイルたちは聖地リトスへ向かった模様。
リュールはモーヴを信じ、共にリトスへ行くことになりました。
いやー、リュールちゃんが邪竜の子っていうのはかなりわかりやすく伏線張ってあった感じもするので、それ自体はあまり衝撃的ではありませんが、ルミエルが本当にリュールのことを愛していて、その愛の結晶のようなものがリュールの蒼い髪と瞳っていうのがなかなか良かったですね。だからこそ、あの時ルミエルはリュールの瞳を「素敵な色」って言ったんですね。元々のリュールの赤と、ルミエルの愛を受けた青色の瞳だったから…だから素敵な色。ルミエルがリュールに対して「自分の子」であることを念押しするように接していた理由も消化できたような気がします。
あとは、紋章士の顕現に関して、2章でルミエルがシグルドとエンゲージした時のこととか、リュールが「呪文が思い浮かんで…」って言った時のルミエルのイマイチピンときていないような反応の意味とか、かなり回収されましたね。
この展開自体は、説明くさいといえばそうなんですが、グリ君があの尖った見た目で賢い子らしいということが感じられるのが良かったです。
第21章 帰還
港についてみると、そこにはマロンの姿も。
マロンもモーヴもセピアに見限られ、これからなんとか追いつこうとしているところらしい。
聖地リトスまでは一時休戦という条件を呑み、リュール一行+モーヴ+マロンは同じ船で出港。
船の中ではモーヴがソンブルの目的やヴェイルの話をしてくれます。
ソンブルがリトスの地へ向かったのは、神竜紋の力で海中に封じられている邪竜の地、グラドロンを復活させるためなんだとか。さらに、異界へ侵攻し支配することがソンブルの野望だということがわかりました。
ヴェイルはそんな野望を果たすための駒として、ずっと使われてきたのだと、モーヴは言います。
1000年前の戦いで兄弟もみな死に、ソンブルは封印され、母も失ったヴェイル。そこから邪竜の子として一人生きながらえて来た彼女は、長い時を経てソンブルと再開するも、実の父親から「欠陥品」などと言われ、さらにはソンブルにとって都合の良い人格を植え付けられてしまうのでした。
ずっと孤独を抱えて生きてきたヴェイルの話を聞き終えると、マロンは「ヴェイルに悪いことをした」と反省した様子。「もっと優しくしてあげればよかった」とさえ言います。
マロンの過去も辛いものでしたが、四狗に抜擢されてからは一人ではなかった、ヴェイルよりはマシだ、と言います。
マロンにとって四狗がどれほど大切な居場所であるか伺い知れます。
船から降りればマロンはセピアの元に戻るようです。
正直、敵同士でこんなふうに身近に話しちゃってお互いのこと知っちゃうと、絶対戦いのとき私情が出てきちゃうよね…この時点でもうマロンとリュールちゃんは真剣に殺し合いなんてできないと思いますよ。
神竜紋があるのは、かつてルミエルのいた王城。しかし、そこにはセピアとグリが待ち受けていました。
セピアはモーヴとマロン、そしてリュール一行が一緒にいることに驚いた様子です。家族()をほったらかしにしといてそこで驚くか。
モーヴはマロンについて弁明し、セピアはマロンのことを受け入れます。
意外なことに、まだモーヴを許す気があるようです。セピアの「四狗は家族」という言葉がどれだけ本気なのか、まだ計りかねます。
そこへ赤い瞳のヴェイルがやってきました。
ヴェイルの頭にはソンブルから賜った魔法具が付けられています。それそうやって使うやつだったのね。セピアの頭の角を入れ替えるタイプの装置かと思ってたけど違ったわ。
黒基調のどこかアダルティな雰囲気纏う格好のヴェイルに、マロンも「なにあれ…」とドン引きです。
船の中でヴェイルの孤独な経歴を知ってしまったマロン。たった一人のきょうだいに会いたいとずっと願っていたヴェイルを想い、「誰に褒められなくても、自分が正しいと思ったことをする!」と宣言します。
マロンは、大切な居場所を作ってくれたセピアに「これ以上はついて行けない!」と言い切り、魔法具を破壊しようとヴェイルに飛びかかります。
そして斧による渾身の一撃を魔法具目掛けて放つ!!
が、マロンの一撃でも装置は壊せません。
唖然とするマロンの元に、セピアが近寄り…
ナイフを突き刺す。
崩れ落ちるマロンに、咄嗟に駆け寄るモーヴ。
「いつかヴェイル様が元に戻ったら、『頑張ったね』って褒めてあげてね」
と言い残し、マロンは事切れました。
激怒するモーヴ。完全にセピアに見切りをつけ、自らリュールと共に戦うことを志願します。
そんなことはお構いないしに、殺意MAXな赤ヴェイル。さっそく倒していこうと思います。
勝利条件はヴェイルの撃破。
ヴェイルの傍にセピアとグリもいますが、すでに指輪はないのでそこまでの脅威ではありません。
ギミックのない広めのマップなので、ぱっと見そんなに難しそうには見えません。が、開始位置の時点ですでに少し囲まれぎみなので、どこから攻略していくか悩みます。
まずは目の前の敵兵をどうにかしなければいけません。しかしまあ数が多い…。
そんなときはやっぱりこれですよね。竜脈(氷)。
とりあえず壁を作って敵を絞ります。
右の異形竜はとりあえず放置し、左からくる敵と竜を先に倒しておきたいところ。
アイビーさん、ゼルコバ、ユナカちゃんに向かってもらい、サクッと倒してもらいます。
敵ターンで近づいてきた正面の敵兵集団を倒し切ったら、その後は右の異形竜もついでに撃破します。これでひとまず第1波は処理完了。
が、その後、複数回 増援が発生。
左端からの増援はゼルコバ・アイビー・ユナカの3人に任せます。早く本隊に合流させたいのに思わぬ足止め!
FE伝統・弓兵囲み。経験値稼ぎしたくなるフォーメーション。
右下からの増援はちょっとエグめ。魔道士は全員トロン持ちです。敵の隙間を縫うように仲間を配置し、オルテンシアで魔道士を受けつつ引き付けます。
魔防神オルテンシアにかかればチョロいものです。
この後は増援が落ち着くまでしばらくマップ中央あたりで戦い続けます。
で、こんな感じ。
かなりスッキリしましたね。もう敵兵はマップ上部にしか見当たりません。
これからグリやセピアを倒していきます。
まずは守備・魔防共に頼れるモーヴを前に出します。
さっそくグリが釣れました。ズタボロにしていきます。
グリはそこまで四狗に思い入れはないようですね。
グリを倒したら続けてセピアを倒していきます。こちらもモーヴで受けつつ囲んで叩きます。相変わらず弓に弱いので、大ダメージを与えつつ戦えばそんなに怖い相手ではありません。
一緒に異形竜も迫ってくるので、そちらはアイビーさん&セリカで処理。
セピアと竜を倒すと、下から増援。対処しながら、ヴェイル手前の敵を倒し、対ヴェイルに向け体勢を整えていきます。
いよいよヴェイルと交戦、というところでヴェイルが自ら動き始めます。と同時に一斉に増援発生!左2か所・右2か所・下。今まで増援がでてきた箇所すべてから異形兵が出てきます。
この圧倒的包囲網!
本来なら増援を倒してじっくり敵将にかかるのが定石ですが、ヴェイルがすでに動いている以上、下に逃げてどうにかなる状況ではありません。増援とヴェイルを同時に相手をしていたら間違いなく詰み。
ならヴェイルを倒してマップクリアに持ち込むしかありません。
ヴェイルはマルスとの闇シンクロでファルシオンを装備しています。竜特効持ちなので、リュールちゃんは正面から殴り合うことができません。しかし、戦闘会話は当然あり。いかづちの剣を使えばそこそこ安全に見れます。
相手の武器が物理ということは、守備の高いユニットや遠距離攻撃なら安全ということ。ただし、ヴェイルは魔法も短剣も使えるため、ゆっくり相手をしていると誰かが大ダメージを受けやすい。
……ならこの1ターンでケリつけるしかないよなあ!?
総攻撃を仕掛け、ヴェイルを倒します。
周りの敵が倒せないのは経験値的に少しもったいないですが、本作は遭遇戦が好きなだけできるので、多少の漏れはまあ別に良いでしょう。
MVPはゼルコバさん。頼りにしてます。
クリア後。
ヴェイルの増幅器にヒビが入り、素ヴェイルが出てきます。
マロンの一撃が効いていたようです。モーヴは「よくやった、マロン!」と嬉しそう。
どこかアダルティな雰囲気のある恰好をさせられていたことに気づいたヴェイル。早く着替えな。
ついにマルスの指輪も取り戻しました。これで12の指輪が揃います。
そこへまたまた指輪を横取りしようとソンブルがやってきました。
リュールたちに絆されたヴェイルに対し、「できそこない」と言い放ちます。
さらにはヴェイルを始末しようと はかいこうせん(威力150 ノーマル・特殊)を繰り出すソンブル!FEエンゲージってはかいこうせんゲーなのよね
強烈な攻撃にも関わらず、リュールは身を挺してヴェイルを守ります。
しかし、はかいこうせん をまともに食らい、リュールはついに力尽きてしまいます。ヴェイルが大切に持っていた竜石も粉々に砕け散り、リュールの命は本当に失われてしまったようです。
負けました。
絶望感に包まれる中、ソンブルは12の指輪の力を行使。
グラドロン、浮上。
しかし、出来立てほやほやくらいに赤いですね。海中どころかマグマの中に埋まってたんでしょうか。
ソンブルはヴェイルの人格を再び赤いヴェイルに変え、赤いヴェイルはリュールの仲間たちに向けて異形兵を向けてきます。
リュールは死に、指輪の力もない中、戦いを迫られる神竜軍。絶体絶命のピンチに陥りました。22章へ続きます。
ソラネル
ということで、支援回収の時間です。
21、22章は連戦のため、今回は20章後にソラネルの施設で支援が発生したゼルコバ・クランのみの紹介。
不穏。クランは顔が怖いゼルコバに対し、すっかり怯えています。
これは怪しい犯罪の香りがしますね…! ワクワクしてきた
どうやらゼルコバさんはある「悩み」を「解決」するためにクランの「ある能力」を借りたいんだとか。
クランくんの運命やいかに?
ということで今回はここまで。