てれひこ屋

日記&雑記帳。日常で感じたこと、好きなゲームのこと、いいと思った音楽のこと、自分のことを入れて煮詰めるための坩堝です。

近況報告と次回更新は未定

世にも簡潔なタイトルを付けれたので私はもう満足です。

 

 

 

11月に突入してから一回も更新していませんでしたね…。

まあ、「更新楽しみにしてます!」って人もいないと思うので、別にいいかって感じなんですけど。

人のブログ更新って結構楽しみにしてるんですけど自分のになるとまあいいかってなっちゃうのは、よくとらえても悪くとらえても自意識過剰な感じがしてアウツですね。

 

最近アニメのカイジを見始めました。ちょうど1期を見終わるタイミングでトネガワの方も見始めたので、先ほどの「アウツ」は完全にトネガワの影響です。1期のカイジはめちゃくちゃかっこよかったのに、2期の始まりのカイジはすっかりクズになってしまってて悲しかったです。その悲しみをトネガワで癒してます。

 

 

 

 

 

何をそんなにブログ書けない理由があったのか、と言いますと

普通にやる気がわかなかったのもそうなんですが、書くことがなかったのもそうなんですが。今書きたいこと言いたいことを書けば何でもかんでも中学生や高校生などの思春期真っただ中の痛々しい思想満載の内容になりかねない気がして嫌だったのです。

 

ここ最近ひどく傷つくことがありました。一般的にみたときにどうか、というよりは、自分の尺度で勝手にで傷ついているので、最初は割と傷ついていることにも気づいていませんでした。泣けども壁を殴れども怒りも悲しみも収まらず、ガキみたいに感情を抑えられない自分に腹が立って嫌になってさらに悲しくなってしまうということがあって、『もしかして?:きずついた』みたいな選択肢が脳内にポップアップされてようやく気付きました。

これでも一応アラサーとかいういい加減いい大人なので、自分の感情をうまく御せないのが本当に嫌でたまりませんでした。

 

それでも、自分の心がひどく傷つくようなことがあったというのを忘れられるわけではないですし、我慢する必要もないと思いました。なんでこっちが我慢しなきゃならんのだと思いますし。

 

んで、その大変傷ついたのが10月27日の出来事です。忘れもしないラグビーワールドカップ南アフリカvsウェールズの対戦日でした。南アフリカの9番、デ クラークは人の顔と名前を覚えるのを超苦手とする私でも認識できるほど頑張り屋さんで敵チームの選手とバトルになったときに不敵な表情を浮かべるところがよかったです。優勝本当におめでとうございます。ラグビー観戦しながら酒飲めてよかったです。

 

前回のグノシエンヌ4番の記事ですが、あれは単純に歌詞入ってる曲だと「うるせー!」ってなっちゃうのでサティ大先生の曲に慰められてて、ノクチュルヌとグノシエンヌ4番にたくさんお世話になったのでなんとか殴り書きしたような感じでした。ラヴェルはもっと心に余裕がないと聴けないし、ボロディン先生のセレナーデとか弦楽四重奏のはなんだか幸せいっぱいって感じでつらいし、思いっきり暗そうな曲も癪に障ったので結局サティ安定みたいなことになった。

 

 

今年の1月ごろかな、仕事辞めたいから今年は絶対仕事辞める!って抱負を書いたんですけど、そのためになんとなく今までやってこなかったこととかやってみたりもしたんですけど、全然努力が足りてなかったみたいで。むしろ努力なんてなんにもしてなかったかもしれません。

結局この1年はすべて無意味だったんですね。文字通り無意味でした。これっぽっちも意味なんてなかったうえに今後の方針もすべて見失っています。

いや、こんなふうに書くとなにか重大に思われますけど、本気で将来見据えてる人とか、未来に向かって努力してる人に比べたら何にもしてなかったのと同義なんですけどね。

何もかも無駄無駄無駄無駄で、この一年どころか数年、あるいは大学高校中学時代くらいまではすべてが無駄だったようにも感じます。

今まで我慢してきた分無意味さもひとしおなので、あとは何もかも手遅れになるまで何もせず生きていきたいように思います。他人の感情を汲んでやるのは疲れました。そして他人の感情をいい感じに無視して生きていくのは私には難しいことのように思います。

 

というわけで己の感情ぶちまけ祭りという誰も得しない素晴らしい記事を書き上げたところで本日は終了です。どんなに痛いことを書いていようが読み直ししないし校正もしないので3日くらいして恥ずかしくなったらそっと消すことにします。闇の炎に抱かれて消えろ

 

 

というわけで、次回更新は未定ですがとびっきりの楽しい記事を書きたいと思いますのでお楽しみに~!

 

仄暗く美しい『グノシエンヌ第4番』

 

エリック・サティというのは奇妙な人だ。

彼の作曲した『ジムノペディ』や『干からびた胎児』といった曲の、なんとも奇妙で謎めいたタイトルは「おかしなタイトルを付けて気を惹こうとする中二」的なセンスを感じないでもない。褒めている

 

今回紹介したいのは、サティの奇妙な楽曲としてやはり有名な『3つ(6つ)(7つ)のグノシエンヌ』だ。

3つなの?6つなの?7ってなんじゃい!!って感じですが、正確には3つです。でも一般的には6つだし、たまに7つになります。ほんとですよ

 

 

でも書きたいのはこんなことじゃなくて、『グノシエンヌ第4番』のこと。

以下、動画を貼っておきますので、実際に聴きながらお読みください。


サティ: グノシェンヌ 第4番~第6番 1. 第4番 pf.須藤千晴:Sudoh,Chiharu

 

グノシエンヌは1~3番までと4番5番6番で雰囲気がけっこう違う。

 

というのも4~6番はサティの死後に見つかった作品であり、作曲時期が3つのグノシエンヌと近かったからという理由で『6つのグノシエンヌ』として第4番~6番が追加されたわけです。第4番~第6番には『グノシエンヌ』という名前はついていなかったのです。

第7番に関しては『梨の形をした3つの小品』の1番として知られている曲です。この曲はもともと「星たちの息子」として作曲されていたものを「グノシエンヌ」としタイトルを変え、さらに『梨の形をした3つの小品』に転用した経緯があるらしく、このことから稀に『グノシエンヌ第7番』とされるようです。

サティが『梨の形をした3つの小品』にしたならそれでよくね?って感じですけどね。

その辺はたぶん、作曲中のいろんな出来事が重なってこうなったのだろうなって感じです。『梨の形~』は大好きだったドビュッシーに「形式的な曲をつくったら?」的なことを言われたために作ったものらしいので、その時に作っていた『グノシエンヌ』の曲をなんらかの理由で『梨の形~』にしたのでしょうね。

ということから、第7番だけは4~6番よりも『グノシエンヌ』といわれるだけの明確な理由があるようです。

 

 

で、グノシエンヌ第4番なんですが。

この曲は左手のアルペジオが特徴的な曲です。深く低い音から始まる左手がなんとも仄暗い印象を受けます。

浅く浮き上がっては沈んでいくのを繰り替えず左手の音と、酒に酔って頭の中がぐるぐるしているかのような右手。そんななかにわずかに感じる美しいメロディが得も言われぬ良さを生み出している。

グノシエンヌ第1番~3番は、その独特な音と楽譜中の奇妙な指示から、頭の中の、思考の世界のような雰囲気を思わせますが、第4番と第5番は情景を感じるように思います。

グノシエンヌ第4番の暗く沈み込んだ中の美しさは、ベートーベンの月光の第一楽章の綺麗さに似ているように、個人的には感じています。まあ、ベートーベンの月光はかなり感情的なように思いますが…グノシエンヌはもっと物憂げそう。暗い感じのアルペジオなら月っぽいのかって話ですよね。そこのところはよくわかりません。というか、アルペジオ自体よくわかりませんし(丸投げ

 

 

 

というわけで、グノシエンヌ第4番の話でした。

何で急にこの曲について書きたくなったかというと、単に好きでたまに聴きたくなるからだけなんですけどね。

最近は生コンタクトレンズのCMでグノシエンヌ第3番が使われているので、やっぱりシュールな雰囲気とか奇妙な感じを演出するのにグノシエンヌって有効なのかなぁなんて思わされます。この曲の楽譜に記された へんてこ指示もすごい面白いのでいずれ紹介してみたいですね。

 

 

 あ、そういえば、『グノシエンヌ』って言葉の意味がなんなのかっていうのは特に書きませんでしたが、言葉の由来は割と本当に謎なので、気になる人はググって自分で納得のいく解釈をしたらいいと思います。個人的には「グノーシス」っていう言葉から発想を得た説がしっくりしますね。

こういう謎の言葉を作り出しちゃうあたり、中二も真っ青なサティのひねくれっぷりを感じられて好きです。

 

取り留めのない紹介記事になりました。でも言いたいことは言ったからいいかー。

 

 

【日常61】襲い掛かるポロネーズ

 

 

夜、疲れているときに そこそこお酒を飲み、頭の中がザワついているような状態でウトウトしていると、勝手に脳内で音楽が流れ始めた

 

『英雄のポロネーズだった。


ショパン:英雄ポロネーズ 変イ長調 / Chopin : Polonaise No.6 "Heroique" Op.53

 

 

この曲、苦手だ。

始まり方がなんか怖いし。

母がよくピアノの自動演奏で聴いてた記憶が強いこの曲。誰も弾いてないのに勝手に鍵盤が動く恐怖とこの曲の最初や中盤部分の左手のなんとも無機的というか機械のようにカクカク弾かれる部分が結びついてなんか怖い。

 

とはいえサビ的な、突き抜けてくるあたりとかは開放感があって、こちらの感情を誘い出して直に突き動かしてくるような感じもあって、そんなところがまた聴いていて悔しいのだ

 

直接感情に訴えかけてくるような何かがあるようで、そんなところが苦手なのかもしれない。

 

 

…などとベッドの中で考えながら眠りについた。

 

 

 

 

翌日。

買い物に行った雑貨にて。

…流れてやがる。

英雄のポロネーズまたおまえか 

最近やたらとこの曲を耳にするような気がしている。

 

どうやらショパンの曲集のようで、そのお店にいる間中ずーっとショパンだった。

 

 

 

ショパンはあんまり好きじゃない。特別嫌いでもないけど

 

なんかやたら名前を聞くし、好きな人多いし、どこにでもいるような聴き古した感じがするというか。やたらメソメソしてしょぼくれたような感じの曲が多い気がするのも苦手だ。ショパン弾いてれば「ピアノ弾いてます!(キリッ」って感じなのもなんかヤダ。言いたい放題か

とにかく、あんまり面白みがないように思っていた。

 

たぶん、ショパン、本当に好きじゃないんだと思う。

が、こうやってこの記事書いてる間にもBGMは英雄のポロネーズで、「べ、別に好きじゃねーし!」なんて言いながらもちょっかい出しちゃう少年のような感じになっているのが困ったものだ。

 

ボロネーゼみたいな名前しやがって!!お前のことなんて全然好きじゃないんだからな!流れてるから聴いてるだけなんだからな!!

 

…って感じなんですけどやっぱり聴いてると「まあいいかなー」と思うこともなくはなくて、ひたすら「くやしいなー」なんて思っちゃうんですよねー。

 

もしかするとあと20年くらいしたらショパンの良さを理解素直に受け入れられるようになるのかもしれませんが、今はいいかなって感じです。

やっぱり感情を直接刺激してくるような感じのは苦手なのかもしれません。

 

 

またもや一週間ぶりくらいの更新になりました。最近いろいろあったのでゆっくり更新していきたいところです。突然帰ってきてショパンに喧嘩売っていくスタイル。いかんのでは?いや別に好きじゃないだけで嫌いなわけでもないので許してくれ~

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