てれひこ屋

日記&雑記帳。日常で感じたこと、好きなゲームのこと、いいと思った音楽のこと、自分のことを入れて煮詰めるための坩堝です。

デイキャンプの記録―― 火おこしマスターと週末くんせい屋さん。

 

5月も下旬に入り、日中は暑さを感じられるほどの季節になってきました。

東北の地にも 春のおわりが近づいてきています。

 

陽射しは強くとも 風が心地いいこの時期、インドア派でも外に出てみたくなるというもの。昨秋ぶりにキャンプ道具を引っ張り出してきてデイキャンプをしてみました。

残念ですが写真は後撮り参考画像です。

 

 

 

やりたいことアレコレ

 

今回の目標は

  1. タープを張る
  2. スムーズに火おこしをする
  3. バーベキューで優勝する
  4. くんせい屋さんをやる

以上4つ。

 

私としては、以前ソロキャンプに憧れて購入したタープ(おそらく4年ほど前に一度試し張りして以来長らく眠りについていた)を張れればもう十分に楽しいのは確定。

今回のデイキャンプはそこまでいろいろやるつもりはなかったのですが、急に母が「肉焼きたい!」というので、バーベキューもすることに。

燻製は最近のブーム。今年になってからすでに3回目である。

 

 

貴重な休日の一日ということで朝起きたらさっそくデイキャンプに向けて準備。起き抜けに顔をざざっと洗って日焼け止めをたっぷり塗ったら外へGO!

 

 

タープを張ろう

まずは今日の目標その1であるタープの設営。

 

使ったのはBUNDOKのミニスクエアタープ。

 

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ライトベージュに青の縁取りがされていて かわいらしいタープです。写真で見ると白地に青いラインが映えて大変きれい。だがしかし、廃版になっています。


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室内で見ると明らかにベージュ。でも日光下で見ると…


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大体こんな色味になる。写真は色加工してますが、日光に当たったのを肉眼で見るとこんな感じです。ナバホタープ&テントも、写真と実物ではかなり色が違ってみえますし、日光のパワーってあなどれない。

 

大きさは3m×3mで、1~2人くらいなら十分につかえる大きさです。このサイズだと、最近ではDDタープが人気ですね。

BUNDOKミニスクエアタープは ハトメが四隅+各辺の真ん中にしかありません。最低限のアレンジができるくらいで、野営っぽいタープ泊のようなスタイルには向かなそうです。ライトベージュ+青という色にこだわりがないかぎり、あえて選ぶ必要はないような平凡なタープともいえそうですね。

 

で、今回はポール4本を使ったアレンジに挑戦しました。

ミニスクエアタープに付属しているポール2本に加え、昨年購入したロゴスのナバホタープ付属のポールを使うことで、タープの片側を跳ね上げた形にしていきます。

開放感がありつつ視線を遮れる張り方をしてみたかったんですよね~。

 

ナバホタープのポールは水色なので ミニスクエアタープのカラーリングともいい感じに合いそう。より作りがしっかりしていそうなので、ナバホのポールをメインにすることにしました。

 

タープの設営はもうお手の物。簡単簡単~!

 

……と思いきや、ポールがうまく立ち上がらない。

 

どうやらナバホのポール、思ったよりも長くて、ロープの長さがギリギリの模様。

一度ロープを最長にして立ち上げてみると、それでほぼピッタリ。なんとかなりそうだったので そのまま設営を続けることに。ナバホタープ付属のポールは長さを好みで調整できるので、ナバホのポールを短くして ミニタープに付属しているポールをメインにすると丁度いいかもしれません。

 

タープの跳ね上げ方法ってあまり詳しく解説されていないんですが、どうやら基本の設営方法でタープを立て、あとからポールを2本差し込むだけでいいようでした。

最後にロープを調整して終了!

 

片側を上げただけでずいぶん開放感があるし、ちょっとこなれた感じがします。拠点らしさがあっていいですね!

ソロキャンプならこの下にテントを設置すると 屋根に守られている感じがしていいかも。想像するだけで楽しい。

 

 

タープがかっこよく張れたらイスやテーブルを出して、いよいよデイキャンプらしいことをしていきます。

 

 

めざせ火おこしマスター

続いてはバーベキューの準備。

とにもかくにも、炭を熾さないことには始まりません。スマートに、スムーズに、カッコよく火おこしをしていきたいところ。

 

昨年から何度か火おこしに挑戦していますが、まだ自分で納得のいくような火おこしはできていません。

動画で見るように 煙突効果だけで炭に火が回ることはなかったし、火おこし器使うのは楽すぎてちょっとつまらなかった。着火剤不要の炭を使おうにも ポケトーチだけだと火力不足。風を送るのは大切だけどうちわを使うと灰や火の粉が舞って大変。

あれやこれやと試行錯誤しつつ失敗を繰り返してきました。

 

そんな数々の失敗を踏まえ、今回の火おこしでは

  • ガスバーナーを使う
  • 火吹き棒を使う

以上2点の新要素を取り入れてみました。

ガスバーナーは燻製用のスモークウッドに火をつけるときにも使えるので、やはり持っておくに越したことはないですね。いざというときにガスバーナーの火力があると何かと便利です。ポケトーチのミニマルな感じが好きだったのですが、これまでの火おこしで苦労したのと スモークウッドに火をつけられなかったのとで、半端なのはよくないということがわかりました

 

私が炭に火をつけるときは、まず焚き付けを中心にして木炭を上へ上へと山型△になるように盛っていきます。一応煙突効果を狙って、空気の通り道ができるようにスキマを作りながら積みます。

着火する時は特に細長い形のものを選ぶのが個人的にコツだと思っています。細長くないと山型に盛れませんしね;

木炭は形が不ぞろいなことがおおいので、大きさや形である程度仕分けて使ってます。小さすぎる欠片みたいなヤツと大きい木炭はいつ追加するか毎度悩む

 

一般的な火起こしに欠かせないのが焚き付け(着火剤)です。

手に入りやすくて扱いやすさ最強なのは文化焚き付けだと思うのですが、今回はそこらへんに落ちていた松ぼっくりを焚き付けにしてみました。

 

ガスバーナーで松ぼっくりに火をつけるとあっさり燃え始めましたが、思ってたより爆ぜる(笑)

煙も結構でるし、乾いているようにみえて意外と水分を含んでいたのかも?それでも焚き付けの仕事はしっかりしてくれて、しばらくほったらかしにしていると炭が燃えるカラカラした音が聞こえてきました。

炭の山の内部はもう赤熱して、十分に熱を持っている様子。

ここまでくればあとは風を送り込めば火は大きくなるというのは学習済み。新兵器・火吹き棒の出番です。


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BE-PALの付録で手に入れた火吹き棒。こんなに便利な道具だったとは…。安いのでいいから一つは持っておきたい。BE-PALのおまけ火吹き棒は先端に二股フォークがつけられる仕様になっている。マシュマロを安全に炙りたい人にはぜひ使ってもらいたい逸品だ。

 

ピンポイントに空気を送り込めるのが火吹き棒のいいところ。

炭の山の隙間からフーフー息を吹き込んでやると……火が上がりました!

松ぼっくりが作ってくれた火が強く成長した瞬間。これが楽しいです。

 

以前バーベキューをしたときは、炭が赤熱した状態からなかなか火が回らず、うちわで灰を舞い上げながら火おこしをしました。それに比べれば、今回火吹き棒で狙い通りに火力を上げることができたのはなかなかスマートだったんじゃないかと思います。

 

火吹き棒はその後も大活躍。

炭を追加して火を強くしたいときは 火吹き棒で空気を送り込めばすぐ火が上がりました。もっと早く使えばよかったーーー!と思うくらいには火吹き棒はいい仕事をしてくれます(笑)

 

んで、肝心のBBQ。厚さ5mmくらいの食べ応えありそうな豚肉を岩塩プレートで焼いたり、味付きささみを焼いたり、焼きおにぎりやったりして大いに楽しみました。

この日は母と二人だったので、張り切ったわりには大した量は食べられず(笑)

豚肉うまー!ささみやわらかー!などとはしゃいでいたらあっという間におなか一杯に。やっぱり少人数の時は焼肉セットのような いろんなお肉が入った少量ずつパックが最強かも。もしくは良い肉をメインとしてドカーンと焼いて、あとは野菜にするとか。

 

しかし炭火で焼くささみはすごいですね!驚くほど柔らかく焼けます。元々スーパーの焼くだけお惣菜で トマトやニンニクの風味がついていたものだったので、焼くだけでサラダチキンのような状態になって感動しました。…もしかしたらスーパーでの下処理がよかったのか?とブログ編集しながら思いました(笑)

あとは岩塩プレート。一度は試してもらいたい。これで焼いた肉は魔性のうまさを持っています。


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ロゴスの岩塩プレート。これで肉を焼くと塩味が大変 ほどよく付く。いい肉があるときはとりあえずこれで焼きたい。やみつきになるくらいにはおいしくなる。

 

 

週末くんせい屋さん

 

バーベキューと並行して、我が家ではおなじみになった燻製をやっていました。

 

我が家では段ボール製の簡易燻製器に、スモークウッドを入れて燻すことが多くなりました。熱源が必要なウッドチップのほうが『やってる感』はあるのですが、段ボール製だと引火が怖いので、スモークウッドを使っています。

 

今回の食材はコストコの生ソーセージと卵、そしてバナナ。なかなか意外なチョイスでしょう?

何度も燻製をやっていると、だんだん使う食材も偏ってきてちょっとつまらなくなってきます。そこでインターネッツで燻製にするとおいしい食材を探したところ、バナナが出てきたのです。

 

正直まったく想像がつかないバナナ。

SOTOのウィスキーオークならなんとなく合いそうかな…?

 

バナナは皮ごと燻製器に入れればOK。

しばらくほったらかしにして燻していると、そのうち皮が真っ黒になります。

真っ黒になったバナナの皮をむいてみると、スモークウッドの熱をまともに受けた部分はトロトロになっていました。大部分はほとんど熱のかかっていないのか、わりと生のバナナと変わりない見た目。

粗熱をとって食べてみると……。

 

………???

 

……?

 

うん、バナナに煙の風味がついている。

普通においしい…かな?

 

…とまぁ、強い感動はありませんでしたが、これはかなり新しい味だとは思いました。

生ハムなどの塩気のあるものと合わせたら化けそう。あとは燻製バナナをチョコフォンデュなんかにしたらウイスキーにものすごく合いそうですね。

熱でトロトロになったバナナをバニラアイスに合わせたりしても新味になるかも。

 

 

燻製って、作ってその日のうちに食べるよりも翌日・翌々日のほうが香りが馴染んでよりおいしく感じられる気がします。

もしかしたらバナナの燻製もそのパターンかもしれません。…まあ2本しか燻製しなかったからいつの間にか家族に全部食べられちゃってて、翌日まで残らなかったんですけどね。

燻製はつくってすぐだと、元々煙い匂いに慣れてしまっているところに燻製の風味なので、思ったように燻製らしさを感じられないことが多い気がします。

大量に作っておいて 翌日以降の味の変化も楽しめるようにすると感動すると思いますよ。以前サーモンを燻製にしたとき、一度冷蔵庫で一晩休ませてから食べたらものすごく美味しくなってて驚きました。

 

燻製は 高温で燻す熱燻か、それより低めの温度でやる温燻によってだいぶ変わってきます。

段ボールの簡易燻製器だとなかなか熱燻・温燻のコントロールが難しいです。そもそも燻製器自体小さいから一度に少量しか燻製できないし、ウッドスモークとの距離も近かったり遠かったりで、一度の燻製でも一部は熱燻状態、一部は温燻状態になってしまうことがあります。

できれば温度管理までしっかりやった燻製を一度はやってみたいところです。そのうち折りたたみ式の燻製器買っちゃうかも。BUNDOK製の燻製器は安価で扱いやすそうなのでちょっと狙ってます

 

 

 

デイキャンプを終えて

そんなこんなで本日の目標4つ すべて達成!

思っていたよりもずっとうまくいきました!大満足です。

特に火おこしは今までの失敗から学んだことを十分に生かして、ついに克服できた感じがあります。コツも掴めたかもしれません。

 

やはり外遊びは場数を踏んで経験値を得ることで、ドンドンいろんなことができるようになる感じがありますね。どんなに動画やほかの方のブログで予習しても、一度の経験に勝るものはないと思います。

もちろん知識を蓄えておくことも大切ですけどね!知識があるからこそ、一度の経験でいろんなことを理解することができて、より多くのモノを得られる気がします。

 

実際のキャンプをすることはなかなか叶いませんが、いまはとりあえずデイキャンパー!……って感じで、気軽に外遊びを楽しんでいこうと思います。

 

 

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