てれひこ屋

日記&雑記帳。日常で感じたこと、好きなゲームのこと、いいと思った音楽のこと、自分のことを入れて煮詰めるための坩堝です。

最近のFEにありがちな「結婚」という要素についてちょっと語らせてほしい

 

 

FE覚醒以降、キャラゲーブレムに欠かせない要素となっているのが『結婚』というシステム。

支援を発展させたようなものだが、主人公と好きなキャラを文字通り結婚させることができ、特別なセリフが聴けるなどの特典がある。

 

結婚システム自体は良い。気に入ったキャラクターと一歩踏み込んだ関係になれるというのは、さらにゲームに夢中になれる要素として優秀だと思う。

 

FEエンゲージにおいては発売前の情報ではとくに結婚の有無は知らされていなかったが、今作はFEifのような雰囲気を強く感じられたので、きっと結婚はあるんだろうなぁと思っていた。マイルームに仲間が起こしに来てくれるやつとかすごくifっぽい発想ですし

ところが、意外なことにFEエンゲージの支援には『S』の表示がなかった。

表示されていないだけである可能性の方が高いなー、と思いつつも、結婚がなければないで良い、と 実はちょっと安心したような気持ちもあった。

 

覚醒、if、風花雪月。いずれも結婚しない選択肢はもちろんあるのだが、せっかくそういうシステムがあるんだから一応やっておくかと思うのがゲーマーの性。

結果として、私はifでアサマにドはまりして結婚システムの恩恵を全力で受けることができたし、そのおかげで今もFEの結婚システムにはどちらかというと好意的。キャラゲーブレムならそれはそれでいいとも思っている。

 

しかし、最初は結婚という要素は本当にどうでもいいものとしか思っていなかった。

覚醒では、「あんまり興味もないけどできるんだったらやっとこう」程度の気持ちでルフレを結婚させた。普段絶対見た目の良しあしでキャラクターを選ばないからと、なぜか逆張りでリベラを選び、結果 特になんの思い入れもない結婚をルフレにさせることになったのである。

if白夜初見プレイのときには、主人公とキャラクターのカップリングという視点で結婚をさせたため、プレイヤーである私は(うわ、なんだこれ…)となってしまったのだ。ifの結婚はかなり攻めの姿勢だったので、とくに衝撃が大きかった。

 

白夜初見のときは主人公女とサイラスを結婚させた。

「お城に軟禁状態で過ごしていた王女×幼馴染の騎士 とか良くね?」と気軽に思ってしまったからだ。エンゲージのクロエさんなら力強く同意してくれると思う

ifの支援Sは主人公とキャラクターの結婚でありながら、実際にプレイヤーが好きなキャラクターに没頭できるようなものになっている。だから、初めてサイラスの支援Sを見たとき、「間違ったな」と強く思った。

 

つまり私は、主人公は主人公(カムイ)であって私ではない、と強く意識している状態で遊んでいたため主人公(カムイ)とサイラスを結婚させたのに、なぜかサイラスはプレイヤーのほうを見ている、というとんでもない状況に出くわしてしまったのだ。

たぶん、ifの結婚は 主人公≠プレイヤー の気持ちでプレイしている人にとってはなかなかキツかったと思う。

結局、暗夜初見のときは主人公を結婚させずにクリアした。

 

 

いわゆる「夢女子」の方とか、特定のキャラに対し「俺の嫁」として夢中になれる人にとって、ifのような結婚のシステムは完全にプラスの要素だったと思う。二次元キャラと擬似的に結ばれるような体験ができるのだから、これ以上のご褒美はないと言ってもいい。

なお捻くれ拗らせまくっている私は「いくらキャラクターがこちらを向いてくれているように感じても、結局キャラクターが本当に見ているのは主人公であり、そこまでの過程を築いてきたのも主人公であり、そこにプレイヤーである自分が入る余地は、実は無いんだ」と思ってしまい、どこまでいってもキャラクターに手が届かないことに苦しさを覚えるのである。それでも壁をぶち破ってこちらに向けて言葉が欲しいと思ってしまうんだ。笑ってくれ。

 

 

先ほど、エンゲージの支援に「S」の表示がないという話をしたが、Twitterでエンゲージのキャラクター名で検索すると結婚報告がボチボチ上がってきている。どうやら今作にも結婚システムがあるらしい。あるよねそりゃ。

 

知ったからには、クリアまでにはだれを選ぶか決めておかないといけない。

その「決めておかないと」という作業感になんだか嫌気が差してしまう自分がいながら、「せっかくだから」という自分もいる。

できれば「このキャラだったらまあいいかな」という妥協ではなく、「このキャラの特別な一面をみてみたい」というポジティブな理由で主人公と結婚させたい。

 

いまのところ、ルイが候補に挙がるかなと考えている。ルイはとにかく私を楽しませてくれる面白い人。ルイの支援だけはとにかく積極的に集めている。エンゲージのキャラの中では現状一番好き。

ただリュールちゃんとくっつけるのが少しもったいなく感じられることもあるほど、ユナカちゃんやアイビーさんとの支援がとても良い。悩んでしまう。クロエさんに悩み相談したい。同僚の結婚相手は誰がいいと思います?って聞きたい。前のめりで話に乗ってくれそう。

 

 

最近のFEで毎度おなじみの「結婚」。基本的にプレイヤーへのご褒美としての要素が強めのこのシステムは、思い入れのあるキャラができなかった人にとってはわりとどうでもいい要素になりうる。ifのパルレなんか特にそう

「どうでもいい」と思いたくなければ好きなキャラを作らざるを得ない。そこになんだか不安を感じる。個性豊かな仲間たちがいるといっても、夢中になれるキャラが絶対にいるなんて保証はないわけだし。

個性の強いキャラクターたちは、キャラゲーブレムの強みであり弱みでもあるんだよなぁと思う。ハマる人はハマるし、合わない人は徹底的に合わない。よく言えば沼る。悪く言えば排他的かもしれない。

 

 

ちなみに風花雪月の結婚は割と好感を持っている。どちらかというとペアエンドという側面が強いからかもしれないけど。風花雪月はベレト(ベレス)とキャラクターが結ばれるという感じが強いし、ストーリー中で婚約状態になるわけではないので違和感も少ない。プレイヤーへのご褒美としては女神の塔での会話と一枚絵があるくらいなので(うろ覚え)、主人公=プレイヤー の人も、主人公≠プレイヤー の人も、どちらもそれなりに楽しめるという、良いバランス感覚だったと思う。本当に風花雪月はどこをとっても優等生だったなー

風花雪月はゲームとして夢中で遊べたけど、キャラクターに狂えなかった。そこがifのようなキャラゲーブレムとの違い。良し悪しではなく、単純に違うと感じるところだった。

 

 

殴り書きみたいになったけど、言いたいことは言えたかなー。

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