てれひこ屋

日記&雑記帳。日常で感じたこと、好きなゲームのこと、いいと思った音楽のこと、自分のことを入れて煮詰めるための坩堝です。

大阪で思い知らされた粉もんとお酒の最強タッグ

先日大阪に行く機会があった。

生まれも育ちも東北の私は関西には縁のない人生を歩んでいたので、大阪の地に降り立った回数は片手で数えられるほど。

 

 

滞在時間はまる1日ほどだったが、自由に動ける時間はそんなになかったので、ホテルと新大阪駅を行き来するくらいで街を堪能するまでは至らなかった。

駅をふらちょろしただけでは大阪の良さはわかりませんよと怒りのコメントをいただきそうだが、お許しいただきたい。

 

そもそも大阪に馴染みのない地域に暮らしている人間としては、大阪はちょっと怖い場所みたいなイメージがある。関西弁も地元の人の性格もよくわからない。文化も結構違う。一部の町は治安が良くないとも聞く。

 そういうイメージを持たれているのはどうやら地元の方も知っているようだった。新大阪駅周辺に住んでいる方のお話を聞く機会があり、さらっとそんな話をされていた。

 

今回は新大阪駅を徘徊していただけなので、そんなにビビらなかったし観光やお仕事らしき人もいっぱいいるのはわかっていた。

私が見た大阪は、大阪の上澄みみたいなものだったんだと思う。それでも大阪に対する苦手意識みたいなものがかなり和らいだことには間違いない。良かった。

お店の人もお話をしてくださった方も、みんなとてもいい人だった。

お土産屋さんの関西弁訛りはちょっと気さくな感じがして、少し嬉しくなった。

 

 

 さて、ここからが本題である。

 

大阪といえばお好み焼たこ焼きを代表とする粉もん文化

私はたこ焼きが大好きだ。

今回は絶対にたこ焼きを食べる。もうそのためだけに来たようなものだ(大げさ)

そんなわけで、大阪にやってきた日の夜、さっそく粉もんで一杯やることにした。

 

ちょうど週末で、お店は混んでいた。

店員さんはみな忙しそうにテキパキ仕事をこなしていて、「あー、頑張ってるなー」などと思った。

一人だとどのくらいの量頼んだらいいのか悩む。とりあえずたこ焼きだけ頼もうかと思ったら、席に着くやいなや「たこ焼きは少しお時間いただきます」とのこと。

 

ふむ仕方ない。

混んでるしあんまり長居したくはない。

一番の目的であるたこ焼きは明日うまく時間を作って食べるとして……大阪のお好み焼きは記憶にある限り食べたことなかったし、どて焼きも食べたいし、今宵はどて焼きがのっかったお好み焼で手を打とう…。あとハイボール

 

ということでハイボール片手にしばらく待つと、なにやらめちゃくちゃうまそうなお好み焼きがやってきた。それはもう見事なお好み焼きだったので写真撮ろうかとも思ったんですけど、私の心の中に住む井之頭五郎がにらみつけてきたようなきがするのでやめた

 

扱いなれないコテでお好み焼きを適当に切り分け、小皿に移す。

一口食べるとそのフワフワ感に驚かされた。

お好み焼き、めちゃくちゃうまい!

正直、多少の期待はあったものの、お好み焼きなんておうちで作ってもそれなりにおいしいの作れるし、あんまり変わりないんじゃないの?なんて思ってた。

全然違ったわ。

 

感動のあまりハイボールが進みまくる

お好み焼きに乗っかった大量のネギは臭くなく、辛味も控えめ。お好み焼きと仲良くタッグを組んでいる。

ちょこっと真ん中にたたずむどて焼きもやわらかくて良い味で、これまたお酒に合う。

そしてカリッカリに焼きあがった豚肉がつよい。薄切り肉と侮るべからず。存在感がすごい。

 

結局、お好み焼き1枚に対してハイボール2杯を要す結果となった。

大変おいしかったです。ごちそうさまでした。

 

 

 

翌日、昼。

時間がない中、前日に調べておいた改札内たこ焼き屋さんへ急ぐ。

フードコート的な雰囲気のそこは、これまた人がたくさん。一人だと席が確保できるか心配になる。

とりあえずレジにたどり着き、メニューを見るとたこ焼き8個とビールのセットが!これはたまりませんなぁ

 

少々悩んだが、あとは帰るだけということと、大阪のたこ焼きでビールを飲むなんて、次いつできるかわからんぞ!ということで思い切ってビールセットを注文

回転率がそれなりに良いようで、心配だった席はすぐに確保できた。

ちらっと隣の席をみると、ビールセットを楽しんでいるようだった。

 

最近のたこ焼きは外はカリカリ、中はトロっというのが流行りだが、大阪のたこ焼きはふわトロが普通らしいということは聞いていた。

帰りの時間を気にしつつ、楽しみに待っているといよいよたこ焼きがやってきた

 

昼間から飲むビール。そしてたこ焼き。背徳的な何かを感じつつ、いざ食べ始める。

あちあちのたこ焼きは怖いので、たこ焼きには悪いが箸で両断。

口に入れると噂通りのトロッと感

大玉のたこ焼きは二口で食べても満足感がある。

これはアリだ。外がカリカリじゃなくたっておいしいじゃないか…!

ふんわり優しいたこ焼きをどんどん食べ進める。ものすごい幸せを感じる。

タコもしっかり存在感があって、ちゃんとたこ焼きしてるって感じ。

中身のとろり感は本当にやみつきになる。

今まで食べてきたどのたこ焼きとも違う。それぞれおいしさがあったはずだけど、目の前のたこ焼きのおいしさは本物だ。

 

途中ビールの存在を忘れかけながら、夢中でたこ焼きを食べた。たこ焼きに没頭する多幸感を大阪以外で味わうのは難しいのではないかとすら思った。

大阪のたこ焼き、本当においしかった…

もうしばらく食べれないと思うとちょっとさみしい。

 

 

 

今回、たこ焼き&お好み焼きでお酒を飲むという大目的を達成できたのは本当に良かった。大阪、よかった。

余裕があったらお好み焼きでご飯食べるやつやりたいと思ってたけど、あれはきっと、もっと地元の密着型の個人店とかでやるべきなのかもしれない。

私のような駅に入っているお店で食事を済ませる小心者がやることでは…ないのかも。

 

ちなみに串揚げも食事の候補に入ってはいたんですが、夜にチラ見した串揚げ屋さんが長蛇の列を成していたのと、前回大阪に来た時に食べていたこともあって、今回は候補から外しました。

 

大阪グルメ、思っていたより…かなり、やる。

特にお好み焼きはお店で食べるイメージが全くなかったので、お店で食べるお好み焼きのおいしさを理解できてよかったです。

それになんといっても、お好み焼きやたこ焼きと一緒にお酒を飲むというのが楽しかった。本当に楽しかった。

これはおうちでやってもそれほど感動しないんだと思う。

お店のおいしい粉もんがあってこそ成せること。

また一つ、いいことを知ってしまいました。

 

 

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