てれひこ屋

日記&雑記帳。日常で感じたこと、好きなゲームのこと、いいと思った音楽のこと、自分のことを入れて煮詰めるための坩堝です。

【日常48】じゅんさいと瓜と蕎麦

休日、久しぶりに蕎麦屋へ。

 

町中から外れた場所にあるお蕎麦屋さんで、おそらく観光でやってくるお客さんをメインに迎えているところなのだと思う。平日の昼時はそんなに人がいなくて、落ち着いていた。

 

真夏でありながら、エアコンのない店内。窓を開けて扇風機を回している。風通しはいいようで、我慢できないような暑さではなかった。問題ない。

 

お品書きの内容はそんなに多くない。夏でも暖かいお蕎麦を出しているらしく、冷たいお蕎麦を食べようとすると実質二択ほどに絞られる。迷わなくて良い。

今回はお蕎麦のほかにじゅんさいの小鉢を付けた。

 

少し待っているとお蕎麦と山菜や肉の入った暖かいつけ汁と、普通の冷たい麺つゆ、そしてお漬物がやってきた。最後にじゅんさいの小鉢とポン酢。

じゅんさいは結構好きだ。ちゅるちゅるして舌触りが面白いし、葉っぱがくるっと巻いてあるところとかはなかなか観察しがいがある。そしてなんといっても葉っぱを包むゼリー状の部分。本当に不思議な食物だ。何も知らずにこれをみたら(これは本当に食べて大丈夫なのか?)と思ってしまいそうな謎に満ちた造形。なかなか良い。

ポン酢を少しかけて食べると、じゅんさいのつるんとした食感に酸味と塩味が合わさっておいしい。なんとも夏らしい雰囲気だ。

じゅんさいの旬というのをあまり理解していないのだが、この透明なゼリー状のものに覆われた葉っぱと独特の食感は、なんとも夏らしい気がしてならない。

 

漬物は3種類。うち一つが瓜だった。

「昔は瓜がメロン代り。瓜は甘いと思っていたけど、メロンを食べたら甘さが全然違った」なんて話を聞いたのを思い出しながら食べる。確かにメロンっぽい青臭さと、若干の甘みがある。確かにメロンみたいだ。きっと未熟なメロンを漬物にしたらおなじようになるのだと思う。

 

そしてお蕎麦。

ここの蕎麦は一度食べたことがあった。前回来たのは秋~冬頃だったように思う。

そばを箸にとってみると…すこし短い?

数センチのものから十数センチもの、もうちょっと長いものと混在している。

前来たときはそんな感じじゃなかった気がするな、と思いながらもつけ汁を付けて食べてみる。

味はおいしい。蕎麦の香りも味もきちんとする。

山菜と肉の入った暖かいほうのつけ汁もとってもおいしい。肉の油分で旨味が増しているのはもちろん、山菜のサクサクした食感がまたいいアクセントになっている。普通のつけ汁よりも暖かいもののほうがいいかもしれない。

 

食べていくうちに細かな蕎麦がだんだん残ってきてしまった。2,3センチほどに短く切れてしまったものが多々見られ、箸で少しずつ取っては汁に入れ、かっ込むような感じで食べた。

 

この夏の暑さで蕎麦打ちもいつもよりちょっと違ってきているのだろうか。

料理によっては湿度や気温に左右されるものもある。テレビなんかで「その日の気温や湿度によって水の量や火加減を変えている」なんてこだわりの製法をやっているようなのがあるが、蕎麦打ちに関してはまさにそれが必要なのかもしれない。

 

最後に蕎麦湯でつけ汁を薄め、よく味わってから席を立った。

 

 

お会計の時厨房の方を少しのぞいてみると、おばちゃんが小鉢に何かを真剣に盛り付けていた。どうやら今日はおばちゃんたち数人でこのお店を回しているようだ。

挨拶が優しくて元気で、いい距離感のおばちゃんたち。

馴れ馴れしすぎない程度に親しみを持てるおばちゃんたちだった。

 

今日のそばは少しだけぷつぷつだったけど、次に来たときはまた長くて啜りやすいお蕎麦が出てくるかもしれない。

それに、またこの素敵なおばちゃんたちに会いに来るのもいいだろう。

そんな風に思うお店だった。

 

 

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風花雪月の感想が全然まとまんないなーと思いながら記事書いたらまた蕎麦の話になった。いつも通りである。ぷつ切れの蕎麦はちょっと残念に思ったけど、つけ汁がおいしかったし、おばちゃんも愉快で優しい雰囲気だったのがよかったです。田舎の店って感じでいいと思う。土日は混むんだろうなぁ…頑張ってね、おばちゃん。

そして次回こそ風花雪月の感想上げるぞ!!!

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