てれひこ屋

日記&雑記帳。日常で感じたこと、好きなゲームのこと、いいと思った音楽のこと、自分のことを入れて煮詰めるための坩堝です。

『アンチパイラシースクリーン』という怖いもの見たが詰まった創作物

 

 

 

ゲームの話をします。

20年くらい前のハードの妙に無機質な起動・エラー画面とか、通常のプレイでは見れない没データとか、そういうちょっと怖いものを集めた動画ってなんだかわからないけど魅力的ですよね。

本当は見ちゃいけないものをのぞき見しているような、ホラー映像的なドキドキ感が妙に好奇心を刺激するのでしょうか。一度見始めると止め時が分からなくなってしまうことがしばしばあります。

 

そんなゲームに関する「ちょっとこわいもの」として最近流行っているのがアンチ パイラシー スクリーン AntiPiracyScreen(長いので以下『APS』とします)です。

不正コピーされたゲームで見ることができる画面・挙動、つまりコピーガードコピープロテクトと言われるもののことですが、このコピーガードが発動した際に見られるとされる画面の動画ジャンルを指してAPSと言うことが多いようです。

 

 

 

そのようなものを紹介する動画が、2020年から一気に増えました。

 

この1年で一気に増えました。

大事なことだから2度(以下略

 

 

 

ちょっと前にそういった系統の動画を見ようとすると、スーファミPS2の起動エラー画面やマリオサンシャイン、マザー3などのゲームの没データ集といった動画しかなく、ユニークなコピーガード系動画に関しては、よく知られているものしかありませんでした。

 

そして、2021年。

突如、『アンチパイラシースクリーン』とジャンル付された動画が数多く投稿される事態となっています。しかも、どれも個性的で強烈なものばかりです。

 

私が最初にAPS紹介動画に行き着いたとき、「最近ではゲームの解析も簡単にできるようになって、こういう動画が増えたのかなー」と純粋に思ったのですが、どうも動画の内容が怪しいんですよね。

 

 

 というのも、どの動画も妙にこわい

 

「そりゃエラー画面なんて基本気味悪いでしょ」って思うじゃないですか。

 

気味悪いってレベルじゃないです。

 

 

不気味な表情を浮かべる某人気キャラクターや、コース上にキャラクターの生首がいくつも並べられている悪趣味なレースゲームの画面、公式では絶対にありえないグロテスクな姿になったキャラクターの一枚絵など、もはやホラーなんですよね。

 

 

 

調べてもらうと、もうサムネイルの時点でおかしいなって思う方も多いと思います。

 

 

 

それもそのはず。

APS動画のほとんどが"創作されたもの"なんだそうです。

 

 だからこそ、視聴者の恐怖を煽るような内容がウケて、流行ってるんですね。

 

 

 

初見だと「創作物」と見抜けない場合もある

明らかにホラー寄りの内容にしているものが多いAPS動画ですが、その加減がうまいものだと「本当にありそう」と感じてしまうものもあります。

場合によっては創作物であると見抜けず、不正コピーをしたゲームで本当に見れるものなのだと勘違いしてしまうこともあるかもしれません。

実際に、動画を見た人のコメントの中には「これ目当てで不正コピーする人がいそう」とか「不具合でこの画面見せられたらトラウマになりそう」というものもありました。コメントした人がこれらの動画を本物と思っているか、単に煽っているかは不明ですが…

 

コピーガードは、基本的にハード側で感知してエラー表示されることが多いそうです。

なので、ソフト側でそういった対策がされていて、かつユニークなものになっているというのは珍しいパターンなのだそう。

ソフト側で不正コピー対策をしていた場合でも、そのほとんどが「敵のレベルが異常に高くなる」「進行不能になる」「セーブデータが削除される」といった、正常なプレイができずにエンディングにたどり着けないといった程度のことが多いようです。海賊版を遊ぶような奴に見せる専用画面はねえ!ということか

 

面白がってAPS動画を作る人と、信じ込んでしまう人がいる以上、都市伝説のように流行ってしまうのは仕方ないことなのかもしれませんね。

 

 

 アンチパイラシースクリーン風動画にありがちがこと

私が最初に辿り着いたのが「どうぶつの森」シリーズのAPS動画でした。

『あつもり』が大ヒットしたのもあってか、どうぶつの森APSは多く創られているようです。

 

どうぶつの森系 のAPS動画の多くは、たぬきちとたけけなど、役割をもった動物に話しかけると特殊な会話が始まります。それらのキャラクターから「犯罪者」と呼ばれたり、「警察に通報した」といった内容のセリフを言われたりする展開が多いです。

 

「犯罪者」や「通報」という言葉は他のAPS動画でも頻出する言葉ですね。「任天堂に通報した」などというセリフが出てくるのは、任天堂の法務部は怖いというイメージからでしょうか。

 

 

APS動画で最も多いといっても過言ではないのがマリオ系の動画です。

APS動画がこれほどまでに流行ってしまったのはマリオのゲームの創作APSが一因と言われています。アンチパイラシースクリーンで検索をかけるとすぐに出てくるのがホラー調のマリオというくらい多いです。

マリオ系APS動画にありがちなのがホラー。というか、マリオAPS=ホラー展開といっても間違いないくらいです。

 

 

APS動画には何故かつたない日本語がでてくることがあります。

マリオのフェイクエラー動画で「任天堂の楽しみは無限大です」という音声が使われたのをきっかけとして、APS動画でも似たような言い回しの文言が流行っています。

もしかしたらAPS動画制作者の慣習というか、「任天堂の楽しみは無限大です」系のテキスト=ネタばらし みたいなところがあるのかもしれません。

 

 

APS動画に対して思うこと

本来見てはいけない舞台裏を見てしまうような、そんなワクワク感ドキドキ感を求めてしまうのはよくわかります。

私もゲームのエラー画面集や通常プレイでは見られないテキストにはとてもそそられますし、ちょっとしたホラー演出は怖いと思いながらもつい見てしまいます。

 

とはいえ、みんなに好かれているようなキャラクターにキツイ言葉を言わせたり、本編では絶対にありえないホラー調のイラストをあたかもゲーム上で表示されるかのように編集した動画、APS動画を本物のように紹介する動画は正直どうだろうと思ってしまいます。

とくにキャラクターのイメージを損なうようなセリフやイラストを表示するAPS動画は、ちょっとやだなと思うこともあります。

 

APS動画も1つや2つくらいなら、本当に都市伝説的なものとして楽しめたかもしれませんが、ここまで数が多いと…。任天堂のゲームに関するAPS動画は特に多いので、いずれ任天堂から何かしらの反応があるんじゃないかなと思っています。

 

 

DS時代にはマジコンによる違法海賊版がとにかく多く出回っていたようです。その頃を思えば、不正コピーはいけないことだと警告する内容のAPS動画は一概に悪いものとは言えません。が、ジョークとして面白半分に動画を作っている人が多いのではないでしょうか。まあ、大真面目にAPS動画作って海賊版ダメ!って主張しようとしてる人はいないと思っても良いですよね?

 

あまり過度なホラーAPS動画や、過激化してエルサゲート的なものが作られないことをを願います。

 

 

Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています。